◆ いよいよインフルエンザ予防接種から針がなくなります -すごく近い将来







今までのインフルエンザワクチンは注射で接種していますが、これのスゴイところは「注射じゃない」ところ。

鼻の穴にプシューっと霧吹きのようにワクチン液を噴射するだけ。

ワクチンキットに最初から針は付いていません。


さようなら注射


これなら小さなお子さんが予防接種で泣き叫ぶ光景がなくなるんじゃないでしょうか。

大人でも注射は嫌なものです。

強がっていますが、内心は「いやだなぁ」と思っている人は多いのではないでしょうか。


◆ 従来は罹ってから重症化を防ぐためのもの。
    これはそもそも感染を防ぐ!


画期的なのは注射じゃないところだけではありません。

この鼻ワクチンは、そもそもインフルエンザにかかるのを防いでくれるのです。


これってスゴイことです。

喉や鼻の粘膜に抗体を作り出して、体に入るところでウイルスをブロックしてくれます。

そもそもインフルエンザウイルスの侵入を防ぐというもので、従来の「かかった後の重症化を防ぐ」というのと発想がまったく違います。

なので、この鼻ワクチンは「インフルエンザにかからない」という点で画期的なワクチンと言えます。


◆ 弱点は鼻水が大量に出ている時はNG


動画にも出ていましたが、鼻ワクチンなので、鼻水が大量に出ているときに吹きかけても流されるので意味がありません。

というか、そんな状態って、もうインフルエンザに罹っているんじゃないの?(;^ω^)

または秋の花粉症(稲とかブタクサとか)の方とか。

こういう方が鼻ワクチンを接種するのなら、鼻水の症状を対処してからですね。


◆ 今あるワクチンは「インフルエンザにかかった後の重症化を防ぐ」というもの


今あるインフルエンザワクチンは、インフルエンザにかかっても重症化を防ぐためです。

ここを誤解されている方がいらっしゃいますが、「インフルエンザにかからない」「かかりにくい」というものではありません。

たまに「予防接種したのにインフルエンザにかかった」と言う方がいますが、そういうものです。

かからなくするものではありません。


あと「ワクチン接種をしたのに、かかると結局39度以上の高熱が出た」と言う方がいます。

重症化しないためのワクチンなのに、どうして高熱が出るの?もっと軽い症状で収まるはずじゃないの?と言いたいのでしょう。

これは個人差があります。

インフルエンザ予防接種を受けた人がインフルエンザにかかると、ある人は37.0℃の微熱、ある人は39.0℃の高熱と人によって症状は違います。


結局、今のインフルエンザワクチンは統計的に「死亡」に至るような重症化を防ぐことができるということです。

私たちは普段の生活をしているとあまり実感はありませんが、ワクチン接種をするとあきらかに死亡に至るような重症化は減っています。

これはWHO(世界保健機関)も発信していることで、ワクチン接種をするとインフルエンザによる死亡が減少することが分かっています。

なので、ワクチンを接種してもインフルエンザにかかりますし、熱も出ます。


◆ まとめ


この鼻ワクチンは臨床試験を終えています。

近いうちに市場に登場することでしょう。

以前はアメリカから輸入したことがありましたが、これは国産です。


①注射じゃない、鼻に噴霧するタイプ

②ウイルスの侵入を防ぐという発想


そもそも鼻やのどの粘膜に抗体を作って侵入を防ぐという画期的なワクチン。

会社を休めない人や受験生は特にうれしいでしょうね。

また体の弱っている方は、罹患して体力を奪われるということもなくなるのでしょう。

画期的なワクチン。待ち遠しいですね。


インフルエンザは飛沫感染です。

つまり飛んでくるツバが主な感染源になります。それが手に付いて口から入るのが典型例です。

インフルエンザ対策はいろいろと言われていますが、まずは基本に立ち返り「手洗いの徹底」です。

家に帰ってきたら、よけいなものには触れずにすぐ手洗いです。

スマホや手すりなどに付いている可能性が高いです。

インフルエンザウイルスはアルコール消毒が有効ですので、スマホやテーブルやドアの手すりなどもしっかり消毒しましょう。

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ドアノブやお弁当、子どものおもちゃ、冷蔵庫などにサッとスプレーできるのがグッド。


またインフルエンザウイルスは乾燥が大好きです。空気が乾燥する冬に大流行するのはそのためです。

特に体内と外との境界にある口や喉が乾燥しているとインフルエンザウイルスが侵入しやすくなります。暖房が効いているところや夜間など口や喉が乾燥しやすい時が注意です。

加湿器をつけるとか、➤口元を覆うなどして喉の乾燥を防ぐことが大切です。


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