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「急性期を経験していない自分に劣等感を持っている」

「花形といわれる急性期って、一度は経験しておくべきだよね?」

「回復期や訪問看護をしたいけど、急性期を経験していないとダメかな」


看護師のみなさんは、救急病院や一般病院、老健、特養、訪問看護など、さまざまな職場で働いています。

そのなかでも「急性期」は花形と思われているので、急性期を経験することが一種のステータスのように感じる看護師は多いものです。

「急性期を経験していれば、将来自信を持ってどこへでもいける」

ということは、看護師なら聞いたことはあるでしょう。

急性期を一度も経験していない看護師は、そのことに一種の負い目というか、コンプレックスを持っている人がいます。

結論を言いますと、急性期を経験していないことに負い目を感じる必要はありません。


◆ 急性期を経験していないというコンプレックスを解消する3つの方法



急性期を経験する必要はない、ということではありません。

急性期を経験できるのであれば、経験したほうがいいでしょう。

しかし、さまざまな理由で急性期を経験せずにそれ以外の職場で働く看護師の場合、急性期未経験コンプレックス解消法はこの3つがあります。

① 日本ACLS協会のBLSを取得する


日本ACLS協会のBLSは「一次救命処置」のことであり、AEDの扱いや心臓マッサージなど、急変発生時にまず最初に行う処置のことです。

BLSは心停止後の救命の基礎です。
このコースでは成人、小児、乳児などどの年齢の傷病者にも質の高いCPRを行うスキルを習得し、 救助者が一人の場合と複数の場合のいずれにおいてもスキルを実践できるように練習します。
このコースで学習するスキルにより、心停止を認識し、迅速に救急対応システムへの出動を要請するとともに質の高いCPRを自信をもって対応できるようになります。
(日本ACLS協会HPより)


BLSは急変時の初動訓練と考えればいいと思います。

ボクも取得しています。

これを持つと急変時対応に自信を持てますし、目の前の患者さんが急変した際に動きやすくなります。

急性期を経験していない看護師にとって、とてもプラスになる資格です。

しかも全国あちこちに試験場があり、日程も毎月複数回あります。

試験内容はきちんと講義を受けて、あらかじめテキストを読んでおけば合格できるレベルです。
 ≪Amazonで購入できます


BLSを取得できたら、次はACLS(二次心肺蘇生)へレベルアップもいいでしょう。

でもBLSを持つだけでも「救命救急の資格を持っている!」ということですから、

自分に自信がつくこと間違いないしですよ。

関連リンク≫日本ACLS協会HP


② 自分の職場に関する資格をとる


回復期なら日本看護協会の「脳卒中リハビリテーション看護」という認定看護師資格があります。
関連リンク≫ 日本看護協会HP

また、一般社団法人 回復期リハビリテーション病棟協会という団体が主催する

回復期リハビリテーション看護師 認定コースという資格があります。



回復期や老健、特養や訪問看護など幅広く使える資格として、

認知症ケア専門士があります。

ボクも取得していますので、よろしければこちらの記事を参考にしてくださいね。
関連記事≫ 認知症ケア専門士認定試験に合格。認知症ケア専門士ってどんな資格なの?



自分の職場にあった資格を取得することは大きな自信になります。

急性期で働く看護師も、これらの資格を持っている人はそう多くありません。

資格がすべてではありませんが、少なくとも「その分野に関してしっかり勉強しましたよ」という証明になります。

専門知識を増やすことでやりがいが生まれます。

なんといっても、そもそも看護師は専門家ですからね。


③ 好きな道こそ自分の極める道


たとえば訪問看護にハマったのなら、どっぷりハマりましょう。

高齢者看護にハマったら、遠慮なくどっぷりハマりましょう。

自分の好きな道の専門家になりましょう。


自分の好きな職場で働いたらいいのです。

自分が輝く場所が今の場所なら、そこが自分の舞台です。

ちょっと違うなぁと思うなら、別の職場に行けばいいだけのこと。


急性期が花形というのは、TVドラマや映画の影響です。

本来看護師は急性期、回復期、生活期、どれも優劣がありません。

なので、自分が心地いい舞台で働くのが一番いい。

負い目なんて、そもそもおかしいですよね。

もっと自分の「好き」に正直に生きましょう。


◆ 職場は「合うか合わないか」で判断しよう



以上の3つの方法をご紹介しましたが、さらにもう一つ。

「急性期を経験していないというコンプレックス」を持っているということは、

世間の目を気にしているということです。

もっと言うと、他の看護師と自分を比べて自分で勝手に劣等感を持っている状態です。

看護師の職場はたくさんあります。

どれもすべて自分にピッタリ合う職場という看護師はいません。

誰にでも向き不向きがあります。

急性期の看護師が老健ではうまくいかないことだってあります。

看護師の職場に優劣はありませんから、自分がやりたい仕事を大切にしましょう。

「急性期を経験しなければ」という他人の意見に振り回されないようにしましょう。

働くの自分です。

あなたはあなたに合った領域でがんばればいいのです。


◆ まとめ



【急性期を経験していないというコンプレックスを解消する3つの方法】
① 日本ACLS協会のBLSを取得する
② 自分の職場に関する資格をとる
③ 好きな道こそ自分の極める道


ボクは現在は回復期リハビリテーション病院で勤務していますが、以前は脳神経外科のSCUにいました。

急性期を経験した看護師としてはっきり言えることは、

看護師は自分の得意な領域で働くのが一番しあわせということ。

自分の得意な領域で働くことが、自分のためであり、患者さんのためになります。

では、よい一日を!



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