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ある記事を読むと、衝撃的なことが書いてありました。


◆ エンゼルケアで馬乗り?



現代ビジネスの記事からです。

ベテラン看護師にこう言います

「ご遺体は、ご家族が見る最後の姿なんです。だから、お化粧もできるだけきれいにします。便が残っていると、あとで出てくることもあるんです。別れを惜しんでいるときに、不快な臭いがしたらだめでしょう。わたしは先輩のナースから、ご遺体に馬乗りになって腹を押せって教わりましたよ」  


患者さんが亡くなると、肛門から便が出るのを防ぐために、

お腹を押して摘便して指で掻き出します。


……、そんなこと見たことも聞いたこともないですけど。


◆ 摘便すらしたことないけどなぁ



患者さんがお亡くなりになって、

お体をお湯で拭いたり、点滴やモニターなど体に付いているものを取り除いたり、

ひげを剃ったり、髪を整えたり、

こういう死後処置、エンゼルケアはたくさん経験してきました。


人の死に関わるのは大変神妙な気持ちです。


ところで、

上記、現代ビジネスの記事のような

死後のエンゼルケアで摘便をするということは一度も見たことがありません。

というか、

聞いたこともありません。


13年以上看護師をやってきて、

多くの患者さんのエンゼルケアをやってきたボクでさえ、

一度も見たこともないし、聞いたこともありません。


ご遺体に馬乗りになって、お腹をぐいぐい押して

便を最後まで絞り出すということなんか、

したことないし、知りません。


ほんとですか?

ほんとにそんなことをやっている所があるのですか?


そこまでせんとあかんのですか?

ボクはめちゃくちゃな記事だなと思います。


そもそもご遺体に摘便すらする必要はありません。

鼻や肛門や口に綿の詰め物すらしません。

昔はしたそうですが、今はしません。


かなり偏った内容の記事だなぁと思います。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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