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患者さんの家族に看護師がいると、緊張します。


◆ 家族に看護師がいると…



患者さんの家族に看護師がいると、

めちゃくちゃ理解がいいか、

めちゃくちゃ細かくうるさく言ってくるか、

両極端な感じを受けます。


入院患者さんが経鼻経管栄養チューブを鼻に入れていて、

患者さんが自抜したとき、

看護師の家族は、

「まあそうでしたか。ご迷惑をおかけしまして。

ええ、いいですよ。抑制してください」

という理解のあるケースと、


「抑制ってよくないですよね?

ここは抑制するんですか?

抑制しないようにどうにかしてくれませんか?」

と、無茶なことを言ってくるケースがあります。


患者さんが転倒したとき、

理解がある看護師は、

「まあそうでしたか。ご連絡ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いいたします」


理解がない看護師は、

「ちゃんと対策してください。

対策が不十分だからこけたんでしょ」

となります。


いやいや、あなたの看護師ならわかるでしょ。

自抜や転倒は対策しても起きる時は起きるの。


◆ 分かってくれるはずですが…



看護師なんだから、転倒予防がいかに不可能か。

点滴やチューブの自抜予防がいかに難しいか、

わかるはずなのですが…。


わからない人もいるんです。


まあ、人それぞれ考え方が違うのでしょうが。


ボクは看護師になる前は、身体抑制は絶対悪で絶対よくないと思っていました。

看護師になってから、身体抑制はしかたないと思うようになりました。

認知症や高次脳機能障害で、無理です。

指示が入りません。

言っても言うことを聞いてくれません。

ならばしかたないですよ。

どんなに言っても無理ですから。


看護師になってから、

人は動くもの。

人は歩くと転ぶもの。

我々、若い者でも、健常者でも、

平らな道でもつまづくんですから。

そりゃコケますよ、と考えを変えました。


でも看護師でもわからない家族がいるものです。

なので、家族が看護師の場合、

理解があるのか、ないのか、

病棟の看護師たちは探りをいれます。

だって、めちゃくちゃ細かいお局みたいな人なら大変ですから。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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