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その時、教師は男児の背中を殴打したけど…


◆ 給食でうずらの卵を控える動きが



朝日新聞の記事によりますと、

福岡県みやま市の小学校で1年生の男子児童(7)が給食のウズラの卵をのどに詰まらせ死亡した事故を受け、市教育委員会は27日、緊急の校長会を開き、各校の危機管理マニュアルを見直し、対策の徹底を指示した。


まあなんとも悲劇ですよ。

亡くなられた省の男児にお悔やみ申し上げます。

ご両親もさぞかし無念で悲しみに暮れていることでしょう。


この事故をうけて、各地の給食でうずらの卵を控える動きが出ているそうです。

まあこういう事故が起きると、こういうことになるのは今までの事故でもそうでした。


ですが、分かるんですけど、

うずらの卵が悪いんじゃないと思うんですよ。


本当に運が悪かったというか、

不慮の事故というか、

うずらの卵のせいじゃないんじゃないかなと思うのです。


あと、記事を読んでいますと、

もうちょっとこうしたら、

もしかしたら助かっていたかもしれないことがあります。


◆窒息には腹部突き上げ法だ



記事によりますと、

窒息に気づいた教師は、男児の背中を殴打して吐き出させようとしました。

なんとか助けようと頑張ってくれました。


ここで注目すべきは、背中を叩いて助けようとしたということです。


日本ACLS協会認定二次救命処置認定プロバイダーのボクからすると、

この方法ではダメです。


窒息のときは腹部突き上げ法です。

背中を叩くのは「赤ちゃん」のときです。


小学校に入っているような男児なら腹部突き上げ法です。

これが正しい窒息のときの救命方法です。


窒息している男児のうしろにまわって、

両手を男児のお腹にまわします。

片手をグーのように握って、もう片方の手はパーにして、こぶしの上に置きます。

そして、勢いよく腹部を圧迫します。

勢いよくです。

詰まった物が出るまで何度もやります。


これが窒息のときの対処法です。

背中をたたくのではないのです。

ですが、教師が背中をたたいのは非難できません。

パニックになれば、背中をたたきそうですから。

それに、男児の背中を叩いて、それで助かればそれでいいです。

ですが、正しくは腹部突き上げ法です。


背中を叩いてそれで助かればいいのですが、

窒息のときは腹部突き上げ法というやり方も知っておきましょう。

もしもの時はいつ来るかわかりません。

覚えておきましょう。





それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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