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風邪に抗生剤は不要です。


◆ 風邪ですぐ抗生剤を求める家族



最近は昔に比べて減ってきたと感じますが、

それでも風邪で「抗生剤を出してください」と言ってくる家族さんは多いです。


患者本人も「抗生剤をください」と言う人もいますが、

家族さんが多い印象ですね。


医師は分かっていますので、基本的に風邪に抗生剤は処方されません。

ですが、

しつこい家族さんがいます。

こういうのが困るのです。

医師も困るけど、看護師も困ります。

なぜなら、抗生剤を出してくれるまで看護師にずっと言ってくるからです。


すぐ薬に頼る日本人の習性のようなものを感じますが、

効かないものを出してもしかたがないということが、なかなか理解されません。


◆ 解熱剤もそう



あと、ちょっと発熱したら

「解熱剤を」という患者さんや家族さんもめちゃくちゃ多いです。

本当に多いです。


なんで人間は発熱するのかを理解していただきたいのですが、

それは自己防衛反応なのです。

ウイルスや細菌は熱に弱いので、発熱してやっつけているのです。

また、体温が上がると白血球などの免疫が活性化しますので、

さらに防衛力がアップします。

だから人体は発熱するのです。


なのに熱を強制的に下げるってどゆこと?


せっかく体が戦おうとしているのに。


たしかに、体力の落ちている人には楽にするために解熱剤を使用することがあります。

いろんなことを考慮して解熱剤を使用することは確かにありますが、

基本的に元気で基礎疾患のない人なら、水分をとってよく寝ることです。


医師は当然知っていますが、

「薬をくれくれ」と、あまりにもうるさいので黙らせる理由で解熱剤や抗生剤を処方されることもあります。


最近は減ってきたように思いますが、

不要な薬をほしがる人はまだ多いです。

特に高齢な方ほどそのような傾向があります。





それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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