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介護の現場って、こういうのはよくあります。


◆ グループホームで利用者さんから暴力






X(旧Twitter)での投稿です。

けっこうやられましたね。


看護介護の現場では、患者さんや利用者さんからの暴言暴力は日常茶飯事です。

本当によくあります。


今回の投稿主はグループホーム勤務の介護士さんのようです。

なので、グループホームだから認知症の利用者さんということになります。


まあ、人によっては、

「認知症だから仕方がないじゃないか」

「そういう職業なんだからがまんしろ」

と言う人もいるでしょう。

しかし、我々も人間なので、

こういうことがしょっちゅうあると、やはり我満の限界がきます。


他人事ではなく、

自分の親も将来認知症になって暴力を振るう人になるかもしれませんし、

自分自身も将来認知症になって暴力を振るうようになるかもしれません。

人ごとではないのです。


◆ いい主治医に出会えればいいが…



認知症が進行しますと、周辺症状といって

徘徊とか暴言暴力とか幻覚とか異食行動とか

いろいろな症状が出てきます。

認知症が進行した証拠です。


最初は記憶障害がメインで

すぐに忘れるということが目立つのですが、

認知症が進行しますと、記憶障害だけでなく

いろいろな困った症状が出てきます。


なので、認知症に詳しい主治医に診察してもらい、

最適な認知症薬を処方してもらうのが一番いいのです。


なぜなら、最適な認知症薬を選択されると

困った症状をうまく抑えることができて、

介護する人が非常に助かるからです。


たまに、

「認知症の薬なんて効かない」

「認知症の薬を飲んだらよけい悪くなった」

という人がいますが、

それは選択する認知症の薬を間違えて処方されたからです。

認知症の薬自体が悪いわけではないのです。


◆ アクセル系とブレーキ系



認知症の薬は主に4つです。

【アクセル系】

アリセプト

レミニール

リバスタッチパッチ

【ブレーキ系】

メマリー


認知症の薬のうち

3つが元気にするアクセル系の薬です。

1つがおだやかにするブレーキ系の薬です。


この選択が非常に重要になります。

徘徊するわ、暴力ふるうわ、という認知症の人に

アリセプトなどのアクセル系の薬を飲ますと

よけい暴れることになります。


こういう場合は、メマリーというブレーキ系の薬を処方することになります。


こういう処方以外にさらに応用を効かしたテクニカルな処方がありますが、

それは認知症の詳しい主治医に処方していただき、

うまくコントロールして、

本人も介護者もおだやかに対応できるようにしていきたいものです。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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