対応が難しい患者さんや家族に対して「嫌だなぁー」と係わりたくない気持ちが生まれるのは仕方がないです。普通はそう思うでしょう。ボクもそうです。ですが、心のどこかに「長く看護師をやってきて数々の修羅場を乗り越えてきたんだから、難しい患者や家族でもできるはずだ」と、プロ意識もあります。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) May 31, 2023
対応が非常に難しい患者さんや家族さんがいます。
若手の看護師は嫌がるようなケースでも、やらねばならぬ。
◆ 難しいケースを避けると成長しない
長年看護師をやっていても、
「これはきついなぁ」
という患者さんや家族さんがいます。
どこの業界でもそうですが、非常に難しい対応を求められることがあります。
重症であったり、高度な医療機器が付いていたり、
患者さんや家族がナーバスであったり、
まあ、いろいろあります。
このような難しい対応を求められることは内心嫌かもしれませんが、
避けてばかりいても自分の成長になりません。
嫌でも「えいや！」と飛び込むこと。
やらないと上手くなりませんから。
自分の成長のためと思って、若い看護師さんには挑戦してほしいと思います。
◆ NGが出ることもある
看護師本人は一生懸命なのですが、
そこは人間対人間ですので、相性が悪いことがあります。
患者さんからNGを出されて担当を外されたり、
訪問看護なら、家族さんからNGを出されて出入り禁止になったり。
NGを出される看護師はたまにいます。
しかし、そこで落ち込まないでほしいと思っています。
ほとんどの理由が相性なので。
こんなに多種多様な人がいますから、そのうち何人かから嫌われることは当たり前にあります。
全員に好かれることはありません。
何人かからは必ず嫌われます。
もしNGを言われた看護師がいたら、気持ちを切り替えて、別の患者さんに全力投球してほしいと思います。
NGなんてサービス業でも販売業でもありますから。
一番大事なことは、
自分はダメな人間だ、自分は役立たずだ、と自己肯定感を喪失することです。
極度に落ち込む必要はありませんが、
多少心に傷を負うものです。
自分をダメな人間だと否定せずに、
「相性が悪かったのだ」
と、看護師として精一杯ケアをおこなってほしいと思います。
ボクの経験上、
対応が難しい患者さんや家族さんを担当したほうが、確実に接客スキルは上がります。
それと同時に、看護力も向上します。
難しいからこそ、自分を鍛えてくれます。
人生は放っておいても嫌なことがどんどん降りかかります。
いちいち自己肯定感を喪失しないで、
向上心は持ち続けて、
「いい経験が積めた」
と思って明日もがんばりましょう。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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