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理想は「薬に頼らず落ち着いて過ごせる」ですが、現実はそうもいきません。


◆ 薬が必要な人もいる



医療や介護福祉のとてもうつくしい理念に

「薬に頼らず、身体抑制に頼らず」

というのがあります。


ムリですね。

ずばり言っちゃいますが、無理です。


そりゃあ、中にはそういう施設はあるかもしれませんが、

職員は大変ですよ。

そんな余裕のあるところばかりじゃないですからね。


理想はみんな分かっています。

でも無理でしょ。

暴れるでしょ。

介護拒否するでしょ。

暴言吐くでしょ。

それで職員が消耗するでしょ。

職員の人権はどうなの?


暴れる本人もしんどいでしょ。

ならば薬に頼るのは選択肢に入るのではないでしょうか。

そういうことです。


◆ 現場を知らないお偉いさん



「薬に頼らない。身体抑制しない」

こういう言葉はとてもきれいです。

誰も否定できませんね。

きれいすぎて。


でも実際の医療介護の現場にいたら、こういうことは無理だとわかります。

できることなら、そうしたいですよ。

わかりますよ。

でも無理。


言ったら分かってくれる人ばかりではないのです。


そして、もし転倒でもしたら、裁判で病院や施設は負けるのです。


病院側、施設側からしたら、そりゃ薬を使ってでも落ち着かせるでしょ。


何度も言いますが、我々現場のスタッフは抑制をしない方向でがんばっています。

薬や抑制をしないでなんとかすることをあきらめているわけではありません。

努力しています。

でも、言えばわかる人ばかりではありませんので、必要に応じて薬で落ち着かせますし、身体抑制もします。

患者さんや利用者さんの安全のためにしているのです。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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