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どういう状況になると危険行為をするのか?

こうしたアセスメントをして、危険回避の対策を考えるのですが、

なかなか難しいのです。


◆ 患者さんのパターンを分析する



認知症や高次脳機能障害患者の危険行為や迷惑行為をやめさせるために、

行動分析をします。


どういう時に起こりやすいのか?

誰のスタッフのときに起こりやすいのか?

逆にどういう時は起きないのか?


いろんな角度でアセスメントをして、最終的に危険行為や迷惑行為をなくすのが目的です。


どこの病院や施設でもやっているはずです。

アセスメントで改善することもあります。


しかし、どんなにアセスメントをしても、

改善しないこともあります。


◆ 結局、薬でドロドロにさせる



アセスメントで行動分析をして、うまくいくケースならいいのですが、

どうにもこうにも改善しないことがあります。


暴れる患者さん、迷惑行為をする患者さんの心の奥深くはどうなっているのか?

分からずじまいのこともあります。


何を要求しているから、こんな行動をするのか?

わからないことがあります。


そういうときは、お薬でドロドロにさせて寝かすということがあります。

薬で鎮静化させるのです。


落ち着かせる薬をいき、

夜は寝るように眠剤を強くする。

大変な患者さんだから「寝とけ」ということです。


寝ていると安全ですから。

時に、失禁してもかまわないから、とにかく夜は寝といて、という場合もあります。

暴れるぐらいなら寝といてほしい、ということです。

朝起きるときに更衣するから、とにかく夜はそっとして寝かせておきたいということがあります。

夜の途中に起きると、もう夜勤者が超大変になりますから。

失禁するほうがまだマシということです。


日中も薬でもうろうとしていることがあります。

暴れるぐらいならもうろうとさせておくということです。

こうなると今度は転倒のリスクが高まります。


私たち医療者は、できるだけ身体拘束をしないようにがんばっていますが。

どうにもこうにもできないことがあります。

安全のために、身体拘束をしますし、薬で落ち着かせることがあります。


きれいな言葉だけでは通じない現実があります。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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