25634168_s.jpg





家族さんへの介護指導(ケア指導)って、自作のパンフレットいりますか?


◆ 家族指導用の自作パンフレット



自宅退院される患者さんで、オムツ交換とか胃ろうの注入食とか、インスリン注射とか、喀痰吸引とかを家族さんがされる場合、入院中に家族さんにやり方を指導することがあります。


看護師が家族さんにオムツ交換のやり方や喀痰吸引のやり方などを教えます。


このとき、看護師が手作りのパンフレットを作成して家族さんに渡すということがよくあります。

別に手作りでなくてもいいのに、といつも思いますが、看護業界の伝統みたいです。


家族さんは素人さんですから、看護師がやり方を教えるのは当然だと思います。

でも、手作りパンフレットじゃなくてもいいんじゃない?


喀痰吸引や胃ろうのやり方など標準化したパンフレットを作っておいて、それをコピーしてお渡しすればいいんじゃないの?


どうして手作りにこだわるのか…?


看護師ってこういうの好きみたいです。

看護学生のときの実習も、こういう手作り品を患者さんに渡すのがいい、みたいな雰囲気がありましたから。


◆ 今はスマホで動画がいい



というわけで、

ボクの病棟では、

吸引や胃ろうなどのやり方を標準化して、それをパンフレットにしています。

家族さんにはこのパンフレットをコピーしてお渡ししています。

これでなんの問題もありません。


いちいち手作りしなくてもこれで大丈夫です。


さらに、今時は、スマホで動画撮影して保存して帰ってもらっています。

動画のほうが情報量が多いので、一目瞭然ですね。

むしろ、動画のほうがわかりやすいです。

忘れても、何度でも見直すことができますから便利です。


家族指導のときに、家族さんのスマホで撮影してもらっています。

これでパンフレットすらお渡しする必要もありません。


だいたい介護をする家族って、子どもだったり、孫だったりしますので、スマホを使えることが多いです。

必要物品や手入れの仕方、実際のやり方など、すべてスマホで撮影すれば、いざ自宅介護が始まっても心強いです。


パンフレットのほうがいい場合はお渡しをして、

もう手作りパンフレットはやめて、こういう方法を各病院がやればいいのになぁと思います。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





性病検査だけじゃない、
B型、C型肝炎や薬物反応、子宮頸がんリスクなども分かる
自宅で簡単性病検査


IMG_1724-removebg-preview.png

ふるたによしひさの発信は、こちらもどうぞ。
Twitterのフォロワーさんが6,600人を超えました。


YouTubeおしえて!看護師よしひさ先生 
 ↑チャンネル登録者数1000人超えました。

「Clubhouse(クラブハウス)」フォロワー数550人



カテゴリ

タグ