認知症になると怒りっぽくなることがあります。

さらに、介護する側もイライラして負のループにおちいることもあります。

こうした悪循環を断ち切るにはどうしらたいいのでしょうか。


◆ 失敗やできないことを指摘する



家族や介護者はつい言ってしまいがちです。

「なんでそんなこともできないの!」

「何度言ったらわかるの!」

「また同じことばっかり言って!」


こんなことを言ってしまうことがあると思います。

家族ならなおさらでしょう。


介護施設でも介護士がつい言ってしまうことがあります。

介護の理念では、倫理では、よくないことです。

しかし、つい言いたくなってしまうものなのです。


認知症の人が失敗したことについて、

「またやったでしょ!こうしなさいって言っているでしょ」

と指摘するのは、相手を怒らせる原因になります。


ミスや間違いを指摘するのは正しいことだと一般的に思うものですが、

認知症の人には逆効果になることが多いです。


◆ 人間関係は鏡のようなもの



こっちが怒って接すると、相手も怒り出します。

こっちが笑顔で接すると、相手も笑顔になります。


そんな単純な!と思うかもしれませんが、人間関係は鏡のようなもので、

相手と同じような行動をとろうとします。


認知症にかぎらず、私たちも相手が怒りで迫ってくると身構えるでしょう。

ミスを指摘ばかりされると気持ちいいものではありませんよね。

そのうち怒り出すでしょう。


こういったことは認知症の人も同じです。

ミスやできないことへの指摘が、怒りを誘発するのです。


◆ 前頭葉が弱くなるのでよけい怒り出す



認知症になると前頭葉の働きが弱まることが多いので、

よけい怒りやすくなります。


前頭葉は規律や道徳、社会性などを保つ機能があります。

ここにダメージを受けたり、弱まっていると感情を抑えることができなくなります。


認知症になると通常よりも怒りスイッチが入りやすくなります。

だからこそ、介護がやりにくくなったり、お互い嫌な気持ちになったりしやすいので注意が必要です。


◆ まあいいかと思えるかどうか



細かい性格の人はつらいかもしれません。

ミスを許せない人はつらいかもしれません。

認知症ケアは「許す」ことを許容しなければならないからです。


ちなみに、認知症の人にミスやできていないことを指摘してもあまり意味はありません。

指摘をしてもなかなか直らないのと、

逆に「怒られた」と思われてしまいます。


こっちは怒っているんじゃなくて、ミスを指摘して次は失敗しないようにしてほしいだけなのですが、認知症の人にとっては、それは指摘でなく「怒られた」になります。


ここが、介護する側と認知症の人とのギャップです。


介護の人が「まあいいか」「私が堪えたらそれで済む話だ」と思えるかどうかです。

「私が怒らなければ、あの人も怒らない」と思えるかどうかで、認知症ケアはよくなります。


まじめな人やミスを許せない人は、認知症ケアには向いていません。

必ず衝突します。


読者のみなさんも、あれこれ指摘され続けたら怒るでしょう。


「まあ、いいか」という思考は、認知症ケアには必要な介護スキルの一つです。

こちらがやいやい言わなければ、認知症の人も穏やかな場合が多い。

なかなか難しいことですが、認知症ケアとはそういうものだと自分で納得させることが大切です。


認知症ケアはポジティブに!



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。


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