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病院の会議って、「ベッドを埋めろ」「ベッド稼働率が下がっているぞ」ということばかり。

本当にそうです。

まあそれも大事なんでしょうけど、それだけでいいの?


◆ ベッド可動域のことばかり



そりゃあお金も大事ですよ。

病院も金儲けしないとやっていけない仕組みになっていますから。

そりゃそうなんですけど、病院の会議ってなにかにつけて「可動域がどうのこうの」ばかり。

本当にベッド可動域のことばっかです。


日本の医療の悪い所は、ベッドを埋めないと経営が苦しくなるところでしょう。

本来、原理原則から言いますと、

ベッドが埋まっていないほうが国民は幸せなのではないでしょうか。

入院する必要がある人は少ないほうがいいのではないでしょうか。

なので、ベッドが空いているのはその分困った人がいないということなので、

いいことなんじゃないでしょうか。


いや、きれいごとなのは承知していますよ。

わかっていますけど、でも、入院する人が少ないということは良いことですよね。

救急患者が少ないということは良いことですよね。


◆ なんで救急車が止まっていないんだ!って怒った院長



これは実際に聞いたことです。

ある京都の大病院の救急入り口を見下ろせる位置の自宅マンションに住んでいる院長先生がいます。

自宅マンションから病院の救急入口が見えるんですね。

ある夜のこと、一本の電話が病院の救急にかかってきました。

「おい!今夜は救急車が全然来ないじゃないか!まさか救急を断っているんじゃないだろうな!」

院長からの電話でした。

自宅から病院を見ていて救急車が来ないから怒ってきたんです。


一見すると、急患を断らないいい病院だ、と思うかもしれませんが、

本音は「儲かりたい」からです。

儲かりたいから断るな、ということです。

まあそうでしょうね。


それにしても自宅マンションから見ていて、救急車が少なかったら怒って電話してくるなんて、頭がどうかしていますね。

でも実際にあったんです。


たとえばくも膜下出血の患者だったら、一人の患者で約500万円病院に入ると言われています。

たった一人の患者から500万円ですよ。

もし急患のなかにくも膜下出血の患者がいたら…。

そりゃあ経営者なら来てもらいたいですよね。

他の病院に行かれたらもったいない。


でもねー、そういう考えって医療者としてどうなの?


◆ みんなの幸せを考えたい



きれいごとなのは承知していますが、

病院ってけっこう悪いこともしていますよ。

経営の為なんでしょうけどね。

本当は、従業員も含めてみんなの幸せを考えた経営を期待したいものです。

ところが実態は違います。


もう退院できるのに、ベッドの空きが多いからってわざと退院させなかったり。

今週中に退院できるのに、来週まで入院を引っ張ったり。

通院でもいけるのに、わざわざ軽微なことで入院させたり。


急性期でまだ治療が中途半端なのに、長く入院していると診療報酬が減らさせるから回復期病院へ転院させたり。

回復期リハビリテーションでリハビリできる状態じゃないのに転院させたり。


こんなことはよくあります。

これってどうなの?

患者さんは早く退院したいのに、もう退院できる状態なのに。

でもベッドが空くのが嫌だからわざと退院させない。

本当によくありますよ。


内服薬がたくさんある患者さんは、老健や特養などの施設が嫌がります。

内服薬の費用は施設が持つからです。

お薬が少ない患者ほど喜ばれます。

そのほうが施設の持ち出し金が少なくて済むから、儲かります。

だから施設に入所するために、不要と思われる内服薬は減らされることがあります。


病院も経営を考えますので、お金で患者をコントロールします。

退院日は患者の希望ではなく、病院の都合であることはよくあります。

10年以上病院勤務していると裏事情がわかってきます。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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