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三好正堂医師の「間違いだらけのリハビリテーション」という著書があります。

その本にも書いてあるのですが、三好先生の超おすすめリハビリ方法は

「起立-着席運動」です。


◆ 【リハビリテーション】起立-着席運動のすすめ



三好先生の著書「間違いだらけのリハビリテーション」は、たしか6~7年前にたまたま本屋さんで見つけました。

最初は立ち読みをしたのですが、とっても覚えていたんです。

けっこうインパクトある内容でしたからね。

リハビリは「起立-着席運動」をめっちゃ推してくる内容だからです。

これで脳卒中の麻痺や嚥下機能改善や歩行改善が見込めるようになると。


そんなんでいいの?!


というのが正直な感想でした。

そう思いませんか?

立って座って、立って座って、立って座って…


そんなんでいいの?!


なので何年も前の立ち読み本でしたが、いまだに覚えています(笑)

あ、別に内容をバカにしているのではありません。

これはちゃんとエビデンスに基づいたリハビリなのです。


◆ 実際にこの方法で日常生活動作が改善した



ちょっと引用します

急性期病院で治療を受けた後、回復期リハビリ病院に平均155日間入院したにもかかわらず、当院のリハビリを希望された人たちです。その患者さんたちに、1日400~600回の起立-着席運動をしてもらいました。


すると、平均69日の入院で、80%の患者さんにさらなる改善が認められました。例えば、介助歩行だった18人のうち、14人が介助なしで歩けるようになりました。歩行不能だった人が、自立歩行できるようになった例もあります。ADL(日常生活動作)の評価も、100点満点で入院時51点だった平均点が、退院時には64点に改善しました。


筋力については、足の筋力も握力も向上し、ひざを伸ばす筋力(膝伸筋力)は健康な足側で1.4倍、マヒ足側で1.8倍になりました。さらに、嚥下障害や呼吸機能にも、著しい改善が見られたのです。

実際にデータをとったところ、「起立-着席運動」によって

日常生活動作(ADL)が改善したということです。


たかが起立-着席運動、されど起立-着席運動。

とても簡単な運動(患者さんにとっては大変ですが)なので、やってみる価値はありますね。


◆ 起立-着席運動のやり方



➊いすに座り、前にあるいすの背もたれに両手をかける(前に置くいすの代わりにテーブルを使ってもよい。その場合はテーブルの上に両手をかける)。
❷体を前方に傾ける。片マヒの場合はマヒしていない方の足に体重を乗せ、片マヒでない場合は両足に体重を均等に乗せる。そして「イチ、ニー、サン、シー、ゴー」と数えながら、3~5秒かけてゆっくりと立ち上がる。
❸立ち上がったらすぐに、また「イチ、ニー、サン、シー、ゴー」と数えながら3~5秒かけてゆっくりと座る。これをくり返す。


いすに座って立つ、座ってからまた立つ。

この単純な繰り返しですが、けっこうしんどいです。

そして「ゆっくりやる」のがコツのようです。

ゆっくりやることで、足やお尻の筋肉に負荷をかけるのが目的です。


あと、「ドスン」と座らないでください。

座るときはゆっくりです。

なるべく手ではなく、足の力を使ってやりましょう。

足腰を鍛えるのが目的だからです。


◆ 健側を鍛えるということ



医療には「健側」と「麻痺測」という言葉があります。

「健側」は障がいがないところ、

「麻痺測」は障がいがあるところです。


もし脳卒中などで麻痺の後遺症がでたら、リハビリは「麻痺測」にアプローチして麻痺を改善させようとしますか?

麻痺があるところを徹底的にトレーニングしますか?


答えはNOです。


健側、麻痺がない健康な側を鍛えます。

例えば左麻痺の場合は、健康な右側の体を鍛えます、トレーニングします。


脳卒中は、片側にマヒが残ることが多いのですが、脳卒中のリハビリの基本は、マヒを治すことではなく、健康な側を鍛えることです。
健康な側の筋力が強くなれば、日常生活動作がどんどん回復し、それに伴ってマヒも改善していきます。

三好先生は、

「麻痺があるところを治そうとこだわると、麻痺が改善しないし、健側が衰える」

と言います。

麻痺測にアプローチしてはいけないのではありませんが、

重点を置くのは「健側」です。


◆ まとめ:起立-着席運動で健側を鍛えよう



起立-着席運動は、お尻から下肢を鍛えることが目的です。

それをすることで、歩行動作やトイレ動作など日常生活動作全般に改善が見られるそうです。

ゆっくりと起立-着席運動をやり、下肢に負荷をかけましょう。


健側を鍛えることで、「できる動作」が増えます。

それに伴って麻痺測にも改善が見られるそうです。


起立-着席運動はお金がかかりません。

どこでもいつでもできます。

それで効果があるのでしたら、やってみる価値はありそうですね。







それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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