生活の質を落とす「夜間頻尿」は、夜勤をする看護師や介護士にとってかなりの負担になる。一人の頻尿患者がいるだけで大変な夜勤になる。本人は寝れないし転倒リスクが高くなるから、お互い良いことはない。
— ふるたによしひさ@看護師×医療Webメディア (@yoshihisanurse) March 16, 2022
歳のせいにしないで、ちゃんと治療しましょう。お互いのために。
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夜間頻尿は本人の睡眠の妨げになるだけでなく、転倒リスクをあげます。
それだけではなく死亡リスクも高くなることが分かっています。
◆ 【夜間頻尿】患者のQOLをさげるだけじゃない不都合な真実
2010年の日本の研究で、夜間に1回以下トイレに行くのと、2回以上トイレに行くのとで比較すると
夜間に2回以上トイレに行くと死亡率が約2倍になるという結果です。
ちなみに、「夜間頻尿」は夜寝てから朝までに2回以上トイレに行くことです。
読者のみなさんはいかがでしょうか。
もし夜の睡眠中に2回以上起きてトイレに行く場合「夜間頻尿」といえるのでしょう。
「でもトイレの後、すぐまた寝れるから問題ないでしょ」
と思うかもしれませんが、
夜間2回以上トイレに行く場合、死亡率が上がるのですから無視できないです。
しかも、転倒して骨折の可能性も高まります。
夜間頻尿は、睡眠の妨げだけでなく、死亡率をあげ、骨折のリスクをあげます。
◆ 「年だから」ではすまされない
高齢になると頻尿になりやすくなります。
膀胱の弾力性が失われて、おしっこが膀胱に溜まっても広がらず、
すぐにおしっこがしたくなります。
通常、おしっこは膀胱に500mlぐらいは溜めることができます。
ペットボトル1本ぐらいはいけます。
もう少し多く、700mlでもいけますが、まあだいたい500mlと考えましょう。
ところが高齢になって膀胱の弾力性が失われてくると、
100mlぐらいでもう我慢ができなくなります。
そんなに尿が溜まっていないのに、本人は「とても溜まっている」と感じます。
で、トイレに行くとそんなに出ない。
そりゃそうですよね。もともとそんなに溜まっていないんですから。
これが厄介で、
介護に必要な人の場合、家族や介護者が夜眠れません。
「またトイレか!さっき行ったじゃないか!」
と、イライラしてくることでしょう。
夜間に2回以上起きてトイレにいくのが「夜間頻尿」です。
年のせいにせず、泌尿器科で診てもらうことをおすすめします。
◆ 骨折のリスクもあがる
夜間頻尿だと、生存率を下げるだけでなく、骨折のリスクが高くなります。
夜にトイレに行くという行為は、高齢者にはとても危険です。
トイレに行こうとして転倒、骨折、入院、廃用がすすんでそのまま介護生活というのを、たくさん見てきました。
本当に危ないんです。
だからこそ、頻尿は「年だからしかたがない」と思わずに、ちゃんと治療を受けて欲しいと思います。
頻尿を軽くみている人はとても多いです。
頻尿は誰にとっても良くないですから、
早めに治すようにしましょう。
まずは自分で改善トライ!
夜ぐっすり寝るために
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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夜間頻尿気を付けなければ。
拙ブログへのnice!ありがとうございました。
U3さん>>
ちなみにボクは、ときどき夜間に1回トイレに起きるので、
そろそろヤバイかもしれません…。