化粧療法といって、以前から認知症患者に対する療法として、
お化粧は使われていました。
お化粧をする女性認知症患者は、笑顔が増えたり、認知機能が良くなったりと、
現場の感覚でわかっていました。
今回、岡山大学の研究では、
認知症患者にお化粧をしたらどうなったか?というのがありました。
結論からいうと、「喜びが増えた」ということです。
今回我々の研究グループは、施設入所中の女性認知症患者さん 36 人を化粧療法群(19 人)と対照 群(17 人)に分け、化粧療法の効果を検証する臨床研究を実施しました。
開始直後の早期効果に注目 したところ、
化粧療法群では認知症の情動症状(BPSD)スコア(阿部式 BPSD スコア)が化粧直後 から有意に改善していました。
さらに、AI を用いた顔解析では、化粧療法群では見た目年齢が若返 り、
特に ADL 障害が中等度の患者さんでは喜びが増加していることが示されました。
ということは、お化粧をすると認知症患者の笑顔が増えるという現場の感覚は、正しかったようです。
いつまでも女でいたい、ということでしょうか。
ちなみに、男性の場合、スーツを着ると認知症患者でもシャキッとするというケースがあります。
これはスーツを着る仕事をしていた人限定ですが、
スーツを着ると「しっかりしないと」という気持ちが芽生えるのでしょうか。
これも大変興味深いことですね。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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犬もそうなんですよ。初代の柴犬が晩年に認知症になった
のですが、ハーネスを着けて外に散歩に行くとシャキッと
してました。「きちんとして見られたい」という本能は犬
にもあるようです。認知症になる=知能が高いという事な
んでしょうかね。
mioさん>>
コメントありがとうございます。
一般的に、認知症になると判断能力や記憶が落ちます。
しかし、長年の習慣というのは、きっかけを作ることで思い出すことがあります。
これを上手く利用するという方法が今回のケースです。
認知症になっても、包丁の使いかたは分かるし、洗濯物を畳むことができます。
長年の習慣というのは残りやすいのです。
それをやっている時、昔やっていた時と同じ気持ちが蘇ってくると言われています。
きっとワンちゃんもそうだったのでしょうね(^-^)