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以前、「病棟で念仏を唱えないでください」というTVドラマがありましたが、

実際に病棟で念仏を唱える患者はいます。

しかも、あちこちの病院でいます。

SNS「クラブハウス」で全国いろんな看護師さんとお話をしていますと、

「あー、ウチの病棟にもいました」

「あるある、いましたよ」

という看護師が続出。

おおー、ボクだけじゃなかったんだ、経験したのは。

と、妙に安心した覚えがあります。


そこでいろんな看護師さんとお話を聞いていると、

念仏を唱える患者の多くは「高齢女性患者」であるという推察ができました。


たしかにボクが経験した念仏を唱える患者も「高齢女性患者」でした。

なっとく。


周りの患者はいい顔をしていませんでしたね。

でも、念仏って本来はとてもありがいものです。

よく唱えている般若心経は、そもそも仏教の普遍的な教えを書いたものなので、死とは違うものとボクは解釈しています。

よくよく意味を知ると、とーーてもありがたい仏様の教えなのです。

だから、そんなありがたい教えを言うことは、本来なら良い事のはずです。

念仏もそうです。

念仏もとてもありがたい言葉のはずです。


でも多くの人にとっては、お経や念仏とは「葬式のときに唱えるもの」というイメージがあります。

だから病棟で念仏なんてとんてもない！と嫌な顔をします。

まあ、わからないでもないですが、一番困るのはとんだクレームに巻き込まれる看護師さんたちです。


ある看護師さんの話によると、「お経のCDまで流して本格的に唱えていた」そうです。

それはさすがにノー、サンキュー(◎_◎;)


ボクが経験したお経を唱える患者さんは、一人で大声で唱えていただけでしたけどね。

それも結構なヒンシュクでしたが…。

ま、まあ、もしあなたが入院して念仏やお経を唱える患者さんがいたら、

「あ、これがうわさの念仏を唱える患者か。TVドラマそのまんまやな」

「みんなのために、ありがたい言葉を唱えているんだな」

と、大目にみてください。

度が過ぎるときは看護師さんに言ってください。



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それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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