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病院は新型コロナにより、面会禁止中です。

もう何週間経つのだろう。

少なくとも一か月以上は、面会禁止になっています。

そこで、

「ご家族さんに手紙を書こう」という企画を病棟でやっています。

入院中の患者さんのご家族に宛てて、手紙を書いて渡す。

患者さんの顔写真と担当看護師や患者本人からの言葉を添えて。

いま、すべての患者さんの分の手紙をコツコツと作っています。


◆ 家族も「いま、どうしてるのかなぁ」と心配



よく家族から電話がかかってきます。

面会禁止前とは比べ物にならないくらい、電話がかかってきます。

「うちの母、どうしてますか?」

「姉はどうしてますか?ちゃんとリハビリしていますか?」

病院から何も連絡がないなら、それは特に大きく変わったことはない証拠。

なんですが、

そんな野暮なことは言いません。

家族さんは心配なんですよね。

病院から特になにも連絡がないということは大丈夫だってことは、分かっているんです。

でも、知っているけど心配なんです。

なので、面会禁止になってから病棟によく電話がかかってくるようになりました。


こうした背景があり、

「じゃあ、家族さん宛てに手紙を書こう」

ということになりました。

ボクのいる病棟は約40名の入院患者さんがいます。

その一人一人に顔写真を撮って、文章を添える。

字が書ける患者さんには一言「元気だよ」とか「早く退院できるようにリハビリがんばるよ」とか、家族にコメントを書いてもらう。


いま作成中ですが、これ、届いたらご家族さん喜んでくれるかな。喜んでもらえればうれしいです。


◆ 洗濯物を取りに来られたら、患者さんの様子を伝えています



面会禁止であっても洗濯物が出るので、正面玄関で看護師が家族さんに渡します。

そのとき、患者さんの入院中の様子を家族さんにお伝えするようにしています。

不自由な状況だからこそ、伝えられるときにしっかりとお伝えしたい。


はやく面会禁止解除にならないかなぁ。


入院患者さんにとって、面会にくる家族は重要です。

だって患者さんの表情が明るくなるもんね。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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