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報道でご存知の方も多いとおもいますが、世界の国々は「緊急事態宣言解除」の方向へむかっています。

もちろん、まだ解除されていないところが多いのですが、

このような報道が複数されているところから、

また、各国の経済状況から、

遅かれ早かれ、解除されると予想します。


経済に及ぼしている影響は深刻です。

「これ以上自粛していてはもう、もたない…」

みんな思っています。

人の動きが鈍くなると、もう経済がもちません。

飲食店はあまりキャッシュが手元にないところが多いと聞きます。



経済活動を再開することはみんなが望んでいることではないでしょうか。


一方で、新型コロナウイルスに対する恐怖があります。

ここをどう考えるか。


いままでボクはこのブログやTwitterなどで「病気は正しく怖がりましょう」と一貫して発信してきました。

新型コロナは

死亡率はインフルエンザよりほんのちょっと高いくらい

もともと風邪ウイルスなので、広がりやすい

8割は軽症、ただし重症の2割に入ったとしても全員が死亡するわけではない

まだワクチンはない。たぶん来年。さらに効果的なワクチン登場はおそらく2022年か?

今ある薬でどれが効くか試しているが、そもそも新型コロナ用ではないので、効果の検証が必要。

集団免疫が獲得するにはもっとみんながかかる必要がある。時間もかかる。効果も不明。


かたやインフルエンザは

年によって違いますが、毎年3,000~5,000人死亡している。

今年は累計で700万人以上が受診した。

めっちゃ流行した年は、ひどい時で1日約50人死亡する。

ワクチンがあっても毎年これ。

タミフルやイナビルなどインフル用の薬があるにもかかわらず、毎年これ。


新型コロナは日本では約4ヵ月で死亡者数は300人強

インフルエンザと死亡率はそれほど変わらない。ちょっと高いくらい。


ワクチンがあるのに、薬もあるのに、インフルエンザは毎年すごく流行ります。

死亡者も多い。

高齢者や持病がある人はより危険、これは新型コロナと一緒。


これをどう冷静に考えるか。


おそらくマスコミや一部のコメンテーターは

「一人の死者も出すな」

というのが頭にあるのではないかと考えます。


「一人の死者も出すな」というのは無理な話なのです。

インフルエンザは年3,000~5,000人死亡しています。

ひどい時は1日に50人死亡します。

ワクチンがあり、薬があるのに、これです。

未知のウイルスなのでインフルエンザよりも患者を出すなというのは、無理な話です。

新型コロナの感染力はもともと風邪ウイルスなので広がりやすいのです。


一人も死者を出すなというのは、もっともらしい意見と思いますが、

冷静にデータをみると、不可能なことです。

読者の皆さんも心の中では分かっていると思います。


バタバタと周りの人が倒れて、街中に死者があふれている黒死病(ペスト)のような超おそろしい病気ではありません。

死亡率はインフルエンザよりちょっと高いくらいです。

8割が軽症、残りの重症の2割に入っても全員が死亡するわけではありません。


人を死に追いやる病気は新型コロナだけではありません。

脳卒中は年11万人死亡しています。

3.6人に1人、がんで死亡しています。


そもそも不景気になると、前のリーマンショックのときもそうでしたが、

自殺者が増えます。

これはデータをみたら分かります。

不景気になると自殺者が増えます。


新型コロナだけ「一人も死亡者を出すな」という考えで、他の死亡者が増えることはどう考えるのか。


感情だけでなく、マスコミや一部のコメンテーターの言葉だけで判断するのではなく、

冷静にいろんな角度から考えていきたいと思います。


そうそう、今回の自粛をもっとポジティブに考えようという人もいます。



新型コロナで過去に例のない非常事態宣言が出されました。

それにより、新しい技術を積極的に導入しようという動きが加速しています。

働き方にムダがあったのを改善しようという動きもあります。

今回の新型コロナでは悲しいこともあり、大変なこともたくさんあり、疲弊しているのですが、

ポジティブにとらえて前に進もうという考えは、ボクは好きです。

前に向かって進むしかできませんからね。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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