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昔からインフルエンザ予防対策には、

うがい、手洗い

と言われていました。

学校や職場でも、これをよく聞いてきたと思います。

でもうがいには、インフルエンザ予防のエビデンス(根拠)はありません。

これを聞いても信じない人が多数。

私はこれをずっと前から言い続けているのですが、多くの方は

信じません。

それくらい昔から言われていることを変えるのは、難しいのですね。


◆ 【悲報】インフルエンザ予防にうがいの根拠はない。



首相官邸ホームページのインフルエンザ予防コーナーにはこう書いてあります。


うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、
インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。



さらに追い打ちをかけましょう。

厚生労働省のインフルエンザ予防対策に、うがいの文字は一言もありません。



これがすべてです。

でも多くの人はこれを言っても信じません(笑)。


本当ですから。


うがいをしてもインフルエンザ予防にはならないんです。

勉強しましょう。


◆ なぜうがいはインフルエンザ予防にならないのか?



インフルエンザウイルスが喉の粘膜にくっついたら、数分から20分ほどで体内に侵入します。

20分です。

20分毎にうがいなんてできないですよね。

数分で体内に入ることもあります。

なので、家に帰ってからうがいとか、あまり意味がないんですね。


職場や学校でも、20分毎にうがいなんて無理でしょう。


インフルエンザにうがいの効果のエビデンスがないというのは、「うがいをしたら予防できた」というデータが少ないことも理由の一つです。

ネットで調べれば、うがいで予防できるというサイトはあります。

しかしその根拠となる研究データは少ないんです。しかも調べるのが難しい。その効果って、本当にうがいのおかげなの?と言われるとまだ根拠が浅いんですね。


今のところ、うがいにインフルエンザ予防のエビデンス(根拠)はないということが通説です。

だから国のインフルエンザ予防対策にうがいは書いていないんです。


◆ 風邪予防やスッキリ感を得るという意味でのうがいはアリ。



インフルエンザにうがいの予防効果はエビデンスがないということですが、風邪予防には効果があると言われています。

また、うがいをすると何となく喉がスッキリする感じがしたりします。

こうした意味では、うがいはアリです。


でもね。

どうも「インフルエンザ予防には、うがい」というのが頭から離れない人が多いようです。

これって医療関係者もそうなんです。

私の勤務している病院で「インフルエンザ予防にうがいは根拠がないですよ」と言っても、ほとんどの医療スタッフは信じません。

私一人が、悪人になったかのよう(笑)

みんな、信じたくないんです。うがいの効果を否定されたくない。だから「うがいなんて意味ないよ」という人は悪人なんですね。


◆ 予防対策としていいのは、これ!



一番は手洗いです。

インフルエンザは「飛沫感染」です。

インフルエンザに罹った人の咳などで飛び散ったウイルスを触る、その手から口に入るというのが一般的な感染ルートになります。

なので、手洗いが重要です。


次に「人ゴミに出ない」。

人によっては難しいことですが、なるべく人がたくさんいるところには行かないことです。

エレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、切符販売機のボタン、立ち読みしているときの本、コンビニのトイレの手すり、職場のトイレのドア、電話の受話器など…。

あちこち、あやしい感染ルートだらけです。

そんなの誰が触ったか分からないですよね。

その手で自分のスマホを触ると、スマホも…。

帰ってきて、家のキーを取り出したら、そのキーにも。

玄関に入って灯りをつけると、そのボタンにも。


もうね、あちこち感染源だらけ。

インフルエンザウイルスはアルコール消毒が有効です
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やっぱり手洗いしかありません。

なるべく直接手で口に運ぶのはやめましょう。


あとは気になるのでしたら、消毒。

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よく寝て体調を整えるという地味な戦法もあります。


ちなみに、インフルエンザにかかってしまったら、よく寝ることです。それが一番です。

虚弱な高齢者や乳児や疾患をかかえている人以外でしたら、

インフルエンザにかかっても寝てたら数日で治ります。

別になにも薬を飲まなくても、寝てたら治ります。

よくニュースで「インフルエンザで死亡」とか流れますから怖いというのが浸透していますが、それはそうなんですが、ほとんどは虚弱になった高齢者や小さな子ども、感染に弱い疾患を抱えている人です。

通常は寝てたら治るので、フランスではインフルエンザにかかっても誰も病院に行きません。数日寝てたら治るからです。

私の知り合いのアメリカ人に聞いても、「インフルエンザにかかっても病院に行ったことはない」と言われました。


たしかにそうですよね。私たちがインフルエンザにかかってクリニックに行ってタミフルとかリレンザとか抗インフルエンザ薬をもらいます。でもそれを飲んでも結局学校へは数日行けないし、熱も数日続きます。

これほど薬が大好きな日本でも結局数日ダウンするのは変らないので、欧米人が「なんで病院に行くんだ?寝てたら治るのに」というスタンスでいるのも、分かる気がします。


インフルエンザにかかったら、栄養のあるものを食べて水分補給をしてよく寝ましょう。




あとインフルエンザワクチン、これはかからなくするというモノではありません。

勘違いしている人がいまだにたくさんいらしゃいますが、インフルエンザワクチンの注射をしてもかかります。

かからなくするということではなく、かかった後に死亡に至るなどの重症化を防ぐというモノです。だから、発熱もします。


何度も言いますが、一番の予防は手洗いです。

これもどんなにしていても、かかる時はかかります。

うがいは予防になりません。厚生労働省のインフルエンザ予防対策にうがいはありません。


それとマスクをしていても、かかります。

空気感染ではないからです。

飛沫感染ですから、インフルエンザにかかった人が唾液を飛び散らさない為にするものなのです。


うがいを信仰している人にとっては悲報でしかありませんが、病気というものは正しい知識を持つことが大切です。

ま、とりあえずおいしいものを食べて、よく寝て、体調を整えましょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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