boss-556119_640 (1) (1).jfif


新人看護師は一体なにを考えているのか分からない…

先輩ナースも上司も、こうした悩みを抱えることがあるはずです。

しかも、自分が中堅からベテランへと階段を上っていくにつれて、ますます若い子の考えていることが分らなくなる。

こうした悩みを解決するにはどうしたらいいのか?

それは自分が思っている以上に、胸を開いて新人看護師と話しをしていないからです。


◆ 【上司向け】新人看護師の特徴をつかめないのは、本音で話し合わないからです。



多くの上司は、新人看護師の特徴をうまくつかめずに意思疎通が悪くなることについて悩んでいます。

新人看護師は上司とうまくコミュニケーションがとれずに悩んでいます。

つまり、双方が同じことで悩んでいます。


原因はお互いが本音で話し合わないからです。


言い換えると、コミュニケーション不足。


ところで、トラブルや不平不満はほとんどが「コミュニケーション不足が原因」というのをご存知でしょうか。


上司という立場になると、新人とじっくり話し合うことや関わることが少なくなります。

場面場面でしか登場しなくなりますから、普段の様子などは別の部下からの報告で知るということになりがちです。

これは組織にいるとそういうものかもしれませんが、これが新人看護師の特徴を把握することを阻害している原因のひとつであることを認識しましょう。


「そんなことはない、自分は本音で話している。なぜなら相手のことを思って嫌なことも言っているからだ」と言いたい人もいるでしょう。でもこれはコミュニケーションではありません。コミュニケーションは双方の意見を出し合うもの。言葉のキャッチボールをするもの。これは、相手の考えや理由、気持ちを反映していないので、会話が一方通行になります。嫌なことも言うべき時もあります。それは否定しません。それとは別に、普段からしっかり密にコミュニケーションをとることで、お互い嫌な感情は減少します。普段からしっかりと本音で話し合い、信頼関係を築くと案外うまくいくものです。


一年の節目ごとに面談をするくらいの頻度では、本当の気持ちや特徴や考えは見えにくい。


上司も内心は分かっているのですが、どうしてもそれ以上の行動をとれない人が多い。


悶々とした気持ちを持ちながら、日々新人看護師の管理をしているのです。
≫ 販売数15万個突破!
心のサプリ「ヌーススピリッツ」


◆ 新人看護師の3つの特徴



新人看護師の特徴は細かく言うともっとありますが、今回は大事なことだけ3つに絞ります。


その① 看護学校と現場とのギャップに戸惑っている。


多くの新人看護師が直面すること、それは「思っていたのと全然違う…」ということ。

何が違うかって、教えてもらったことが通用しないことがあります。

たとえば、夜、安眠のために足浴をしてリラックス効果を得る。

便秘のときは腹部マッサージをする。水分をたっぷりとってもらう。

看護学校のときはそう習ったのに、実習でさんざんやったのに、いざ働き始めると、誰もしていない。

病院によっては多少やるところはあるのでしょうが、ほとんどの病院は内服薬で調整します。


これはほんの一例ですが、あれほど「薬に頼らない方法を勉強してきた」のに、えっ?そんなに簡単に薬で対応しちゃうの?と戸惑います。


そして覚えることの多さに驚きます。

看護のことだけでも覚えるのが大変なのに、看護以外の雑用も覚えないといけないことがたくさんです。


なので、それだけで新人は消耗しています。これをまず思い出しましょう。自分もそうだったはずです。


その② 自信はない。でもがんばりたい。


たとえ看護学校で成績が良くても、現場で活躍ができるかどうかはやってみないと分かりません。

これは悲しい現実ですが、そういうことはあります。

ですが、どの新人も「がんばりたい」と思っています。

そういう気概が見えない子がいるでしょうが、見えないだけで内心は持ってます。

うまくそれが表現できないだけです。

だから、上司はそういう子を見た時に、「あいつはやる気がない」「低落したやつだ」と決めつけないで欲しいのです。

これこそ、相手の本音を掴んでいないのです。


その③ 看護師だけでなく、社会人としても新人。


看護師としてだけでなく、社会人としても新人です。

なので、電話の取次ぎ方が分からない、目上の人との話し方が分からない、社会人としての基本的なマナーが身に付いていません。


これは看護師以前の問題です。

社会に出てお金を稼ぐということ自体が初めてなので、致し方ない面もありますが、社会人マナーも教えて行かないといけません。


新人ゆえに失礼な態度をとることがあると思います。

だからこそ、上司は社会人としてのマナーや心構えといった基本的なことも教育する必要があります。

大変なことですが、やるしかありません。≫ あなたは元気足りてますか?



◆ 経験年数を積むほどプライドが邪魔をする。変わるべきは自分です。




新人は毎年入職してきます。

そのとき、「今年の新人は例年とはキャラが違うなぁ」と思う年があると思います。

ですが、新人看護師の特徴は毎年ほぼ同じようなものです。たまたま採用した子のキャラが目立っているだけです。

「新人看護師の3つの特徴」を踏まえて、お互いしっかりとコミュニケーションをとりましょう。

とくに上司のほうから、コミュニケーションをとることが大切です。

自分は上司だからといって、相手から話してくることを待っているだけでは昔の考え方です。


最後にもう一つ、上司に気を付けて頂きたいことがあります。

それは、「気分屋の上司と好き嫌いで贔屓する上司」にならないようにしましょう。

というのも、看護師ってこういう人が非常に多いのです。

私は他の職業も知っているから言えるのですが、看護師は本当に多いです。


こういう上司は部下が離れていきます。

一見、従順な部下のように見えても、それはこういう上司をさらにめんどくさい事態にならないように仕方なく従順なフリをしているだけです。部下の心は離れています。


部下は上司が思っている以上に上司を見ています。


心当たりがある人は、まず自分が変わるべきなのです。

上司といえども一人の人間。悩みや相談、どうしたら変れるのか、相談したいときもあります。誰にも知られずオンラインでカウンセリングが受けられます。日本最大級のオンラインカウンセリング
≫ いつでも、どこでも、安心できるオンラインカウンセリング【cotree】

よし、これを読んで自分の上司力を鍛える!





それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


カテゴリ

タグ