action-adult-athlete-business-341003 (1) (2).jfif


適度な運動は健康にいい。

これは昔から言われていることです。実際、運動をすると血液データもよくなることが分かっています。

ところで、運動といってもいろいろありますよね。

じゃあいったいどれが一番長生きができる運動なのか?

非常に興味深い研究発表があります。


◆ 最も長寿だったのは「テニス」で、約10年長生きする



デンマークの医療研究機関「Copenhagen City Heart Study」や米・メイヨークリニックをはじめとする研究チームが2018年11月に「Mayo Clinic Proceedings」で発表した研究は、各人が続けている各種のスポーツ種目と寿命の関係を探っていて興味深い。(@DIME


研究チームはデンマーク・コペンハーゲン在住の1975年の時点で20〜93歳の8577人の運動習慣と健康状態を25年にわたって追跡調査した。
人々から収集したデータを分析したところ、運動習慣になっているスポーツ種目によって“長寿効果”が異なっていることが突き止められたのだ。

最も長寿に関係しているスポーツはテニスで、趣味のテニスプレイヤーはまったく運動をしない人々よりも9.7年、寿命が長くなるということだ。@DIME


なんと、最も長生きするスポーツは「テニス」ということです。


続いて二位がバドミントンで6.2年寿命が延びて、サッカーは4.7年でした。

ちなみに、サイクリングは3.7年、水泳は3.4年、ジョギングは3.2年。


ジョギングはもっともポピュラーな運動で、もっと長寿に貢献しそうな感じがしましたが、意外と他のスポーツに比べて低かった…。


この研究発表をしたアメリカの「メイヨー・クリニック」は、知る人ぞ知る超有名病院です。

そのメイヨー・クリニックが発表したというから、非常に興味深いですよね。


※メイヨー・クリニックとは、アメリカ合衆国ミネソタ州ロチェスター市に本部を置く総合病院。メイヨー・クリニックは常に全米で最も優れた病院のひとつに数えられている。
USニューズ&ワールド・レポート誌の「全米の優れた病院」2018-2019年版では、メイヨー・クリニックは1位にランクされた。
メイヨーの統合的なグループ活動は世界中で注目されている。それ故、過去にメイヨー・クリニックで診療を受けた患者にはアメリカ合衆国の歴代大統領やヨルダン国王をはじめ、各界のVIPが名を連ねている。(Wikipedia)


なぜテニスがこれほど長生きするのかは、まだ理由は分かっていないそう。

研究チームによれば、テニスやバドミントンは対戦相手との交流によるソーシャルゲームだということにヒントがあるそうです。

これらの競技に参加することで、心身に好影響を与えて結果として長寿になるとの見解をしめしています。

あわせて、趣味で楽しく交流しながらするのがいいんだそうです。


要は、ストレスにならないように続けるってことでしょうか。

趣味で楽しくされている運動がいいんでしょうね。

自分がハマる運動があるといいんですが、そういうのがまだない人はいろいろ試してみるのはどうでしょう?


◆ サッカーは、神経変性疾患で死亡率が高まる?!


このほかに、別の気になる研究発表があります。

元プロサッカー選手はアルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患での死亡リスクが高まるというのです。

英・グラスゴー大学、クイーンエリザベス大学をはじめとする合同研究チームが2019年10月に「The New England Journal of Medicine」で発表した研究では、スコットランドのデータベースに登録された元プロサッカー選手7676名を追跡調査してその死因を一般人2万3028名と比較している。  

収集したデータを分析した結果、元プロサッカー選手は神経変性疾患因死亡リスクが高く、特にアルツハイマー型認知症リスクでの死亡リスクは一般人の5倍に高まるというショッキングな数値が導き出されたのだ。(@DIME)


引退後すぐに元選手の体調にネガティブな変化が起きるということではなく、70歳までは元選手のほうが一般人よりも総じて健康であった。
しかし70歳を超えると元選手の死亡リスクのほうが高まり、特に神経変性疾患因死亡リスクはきわめて高くなったのだ。(@DIME)



ほー、なかなかショッキングな内容ですね。

これは、ヘディングが脳に悪影響を与えると記事は書いています。


なので、アメリカンフットボールやボクシングなど、頭に衝撃がくるようなスポーツは注意が必要なのかもしれません。

運動は健康に寄与するものですが、脳にダメージが残るようなスポーツはちょっと怖いです。

ボクシングが脳に悪影響を及ぼすというのは昔から言われていることですし、脳は豆腐のようにやわらかいものであることを考えると、やはり納得というところでしょうか。



◆ スキーはうつと脳血管性認知症になりにくい?!


joshua-earle--87JyMb9ZfU-unsplash (1).jfif

スウェーデン・ルンド大学、ウプサラ大学をはじめとする研究チームが2019年10月に「Alzheimer's Research & Therapy」で発表した研究は、世界最大規模の長距離クロスカントリースキーレースである「ヴァサロペット(Vasaloppet)」の1989年から 2010年までの参加者20万人の脳の健康状態を21年にもわたって追跡している。

 21年の時間軸の中でスキーヤ—と特にスポーツ経験のない人々(コントロールグループ)を比べると、スキーヤーのうつと脳血管性認知症(vascular dementia)の発症率は、スポーツ経験のない人々の約半分にまで低下することが突き止められた。
スキーに熱中した体験はその後の脳の健康にポジティブな影響を及ぼしていることが示唆されることになったのだ。(@DIME)

これも非常に興味深いです。

スキーをするとうつと脳血管性認知症の発症が、スポーツ経験のない人の約半分に低下するというのです。


あとスキーには、心臓発作の発症を低下させるというのも言われていて、スキーには体にいい影響を与える不思議な力があるのでしょう。おそらくそこそこ中程度の運動はきっと体にいいのだと示唆されます。



久しぶりにやると、全身筋肉痛になって大変ですが、私はほぼ毎年スキーに行きます。

特に脚の筋肉痛がひどくなりますが、スキー自体はたのしいのでOKヽ(^o^)丿

筋肉痛がひどく、痛めた筋肉の修正にはなんといっても「たんぱく質」です。しっかり摂りましょう。



スキーやスノーボードも、頭を打ったり骨折したりすることがありますので、十分な注意が必要です。

私はスキー派なのですが、スノーボードは驚くほど下手で、100%コケます。

なのでスノーボードをするときはコケても大丈夫なように、「プロテクター」を着ています(笑)

ちょっとゴワゴワするけど、いいんです。

おしっこをするときは、チャックがないので面倒ですが、いいんです。

安全第一なのです。


これ、私がバイクやスキーの時に使っているヒッププロテクターです。
チャックがないのが難点ですが、おしりのクッションになり、安全には変えられません↓






とにかく、運動するときは、安全第一でやりましょう!

それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


カテゴリ

タグ