4月に入職してからあっという間にもう秋。新人ナースさんたちは、だいぶんいろいろな事を経験してきたと思います。きっと毎日がジェットコースターのように駆け抜けてきたんじゃないでしょうか。
そんな新人ナースも仕事ができる人といま一つな人と差が付いてきたということもあるでしょう。
なかには私に看護師は合わない、もう辞めたいという思いの人も。
ミスにへこむ新人さんも多いはずです。
そんな大変な新人ナースに5つのアドバイス。
◆ 患者さんから好かれることを自信にしましょう。
ミスで先輩ナースから叱られた。師長から怒られた。なんだか自分の陰口を言われているかも。
自信のない新人さんにとってナースステーション内は居心地が悪いもの。
いつ先輩ナースからグチグチ言われるかビクビクしている自分がいるかもしれません。
私も経験があります。
でも自分を奮い立たせてくれたのは、患者さんです。
患者さんから優しい言葉をかけてくれたとき、本当に救われる思いがしました。
自分は患者さんからは認められている、可愛がってくれている。
そう思うと、がんばれました。
ある患者さんからお手紙をもらったことがあります。
新人だった私にエールを送る言葉がいっぱい書いてあった手紙。それを頂いたとき、涙が出る思いがしました。
やはり看護師は患者ファーストです。
患者さんから信頼される、可愛がってくれる。御礼を言われる。
看護師としてこれほど自信につながることはありません。
患者に甘えろという意味ではありません。
一生懸命やっている姿は、必ず見ていてくれる人がいるのです。
◆ 勉強と遊び、メリハリをつけましょう。
仕事中は
「あー、よく分からない。帰ってから勉強しなきゃ」
「知らないことだ。あとで調べよう」
そう思いながら仕事をしていますが、いざ家に帰ったらもうすっかり忘れて、寝てしまう。
そんな日々を送り「もう、私はダメだなあ。いつも全然勉強しないまま今日に至っている」と自分にあきれることがあります。
そう、仕事から家に帰るとなかなか勉強しないものです。
だから「勉強すると必ず実力が上がる」ということを覚えておきましょう。
みんな家でろくに勉強しないから、したらすぐに差がつきます。
せめて5ページくらいはテキストや参考書を読みましょう。
せめて30分だけでも勉強しましょう。
するときは、スマホを触らず集中しましょう。
たとえ30分でも集中するとけっこう勉強できるものです。
たった30分です。やってみましょう。メリハリです。
あとは自由時間です。これができるかどうかで、後々大きな差になります。
◆ 先輩の特徴を早くつかもう。
先輩によって言うことが違うということがありますよね。
「もう!いったいどっちのやり方をすればいいの!?」
と心で叫んでいることでしょう。
こういった先輩によって言うことが違うというのは、よくあります。
それで新人ナースは悩んでしまう。
これを克服するには、早く先輩の特徴をつかむようにしましょう。
たとえばA先輩は言い方はぶっきらぼうだけど、ネチネチしていない。すぐ指示を出してくれるから安心感がある。
B先輩はやさしいけど優柔不断。ときどき間違ったことを言う。
先輩の特徴をつかむと仕事がやりやすくなります。先輩に合わせるのはしんどいことですが、特徴をつかめば、
この件についてはA先輩がいい、これに関してはB先輩でも大丈夫、というように上手く使い分けができるようになります。
◆ 何が最低限必要なことか、しっかり理解しましょう。
一番は「患者さんの安全・安楽」です。
患者さんが危険な目にあわないように、看護師は細心の注意をはらいましょう。
特に夜勤の場合、無事に朝を迎えられたらOK。
最低限これが達成できたらいいので、あとは布団をきれいに畳むとか、記録が勤務時間内に全部書けたとか、さらにパワーアップを目指しましょう。
医師指示や内服薬と点滴を間違わないようにね。
◆ 他人と比較するのは極力やめる。
心理学者アルフレッド・アドラーは「すべての悩みは人間関係である」と言っています。
人間関係こそ、ずべての悩みの原因だというのです。
また、「他人の課題まで自分で背負うからつらくなる」とも言っています。
私のことをどう思うかは相手の課題であり、自分の背負う課題ではないということです。他人の課題まで自分が背負おうとするからしんどくなる。「あの人は私のことをどう思っているんだろう?きっとドジでのろまだとおもっているんだろうなあ」と相手が自分のことをどう思ているか気にしている。そんなことは相手がするべき課題であること。私が背負うべき課題ではないということなんです。
他人の課題まで背負う必要はありません。自分らしくていい。
こういう発想を持つことは難しい。でもちょっと冷静に考えてみましょう。
私の評価はしょせん他人の評価です。そして人は全員から好かれることなんかありません。
気が合わない人は必ずいるものです。
だから、全員に好かれなくていいんです。
全員に好かれることなんか無理ですから、自分と合わない人がいても当然だと考えましょう。
そして他人の目ばかり気にして精神的にまいってしまわないように、他人の課題は放っておくのが一番です。
新人ナースは毎日不安と闘っています。分からないことがまだまだありますし、自分に自信もないでいょう。
しかし、みんな新人のころはそうだったんです。
だからあなたも苦しめというつもりはありません。上記のような発想、考え方でいればきっと心が軽くなるはずです。
まだ看護師としてスタートを切ったばかりです。焦らず、それでいて着実に前に向かって歩いていきましょう。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
初出掲載:2019年11月11日 更新日:2020年2月2日
読んでいてほかの業界にも少し当てはまる部分が
あるのかなと思いました。
記事とは関係ないのですがSSブログでアドセンスに合格できない人
いるのですね。グーグルの基準よくわからない。
nikkiさん>>
新人はどこでも大変ですよね。
Googleアドセンスの審査に合格するには、他の人のやり方を参考にしながらいろいろテストしてみることですね。
他の人とほとんど同じようにしていても、不合格になることがります。
逆に他の人で落ちているのに、自分は合格することもあります。
イケハヤさんも自身のYouTube動画で「いくつかサブブログがあって、それをアドセンス審査に出したが、なかなか合格しなかった」と言っています。
イケハヤさんのような神プロでも、なかなか合格できないこともあるので、私たちが不合格になってもそれほど不思議ではありません。
なので、もっと気を楽に持ってアドセンスに挑戦するのがいいと思います。