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「HIVは感染したら人に移るし、もう死を待つだけの治療不可の恐ろしい病気」


いまから20~30年ほど前は世間からこう思われていました。もう罹ってしまったら最後だと。

過去に「Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリーがエイズによって死亡しました。こうしたことから、世間は「HIVに感染することはとても恐ろしい」「やはりセックス、同性愛で感染するんだ」と強烈に印象付けられました。

ところが、HIVの研究は世界中で急速に進みました。世界中の研究機関で研究されると、すごい成果がでるものです。


服薬をしていると「血中のHIVウイルスは検出されなくなるまでに減少する」というところまで進化しました。


結論から言うと、服薬治療をきちんと受けているHIV感染者は、「もはや誰にも移さない」ということです。




◆ HIV陽性であると採用面接時に告げなかったことを理由に内定を取り消したのは不当(札幌地裁)



男性は2017年12月に病院の採用面接でHIVの感染を伝えずに内定を得ました。2018年2月ごろから働き始める予定でした。男性はソーシャルワーカーとして採用されました。

2018年1月、病院側から過去の受診記録が書かれたカルテを勝手に開示され、感染を指摘されたが男性は動揺してとっさに否定しました。その後、別の医療機関から「職場での感染の心配はない」という診断書をもらい、職場へ提出したが、面接などで正確に答えなかったことを理由に内定を取り消されました。


札幌地裁は、男性がHIV感染を告知しなかったことについえ、

「HIVの感染有無に関する情報は原則として収集すべきではないとされている」

「男性が病院で働くことで他社へHIVが感染する危険性は無視できるほど小さかった」

と指摘しました。


「病院が男性にHIV感染の有無を確認することは、本来許されない」として、病院側の対応を不法行為と認定しました。

また、男性が病院側からHIV感染を確認されて否定したことについても

「今もなおHIV感染者に対する差別や偏見が解消されていない社会状況を考慮すると、男性を非難することはできない」

と、男性を擁護しました。


この男性が訴えた社会福祉法人「北海道社会事業協会」(札幌市)に慰謝料330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決は9月17日、札幌地裁であり、武藤貴明裁判長は「HIV感染を告げる義務はなく、内定取り消しは違法」として、同法人に慰謝料など計165万円の支払いを命じました。



◆ 法廷で病院側弁護士から投げつけられた言葉

「感染していない人がね、感染者からウイルスをうつされたくないって思うのは差別なんですか?偏見なんですか?」


「あなた以外の他の人は、自分自身を感染から守っちゃいけないんですか?」


この言葉は、HIVキャリアで服薬を続けている原告の男性に対して、法廷の場で相手側弁護士から投げつけられた言葉です。

訴訟では、男性は服薬を続けており、血液中のウイルスが「検出限界以下」、つまり血液からはウイルスが検出できないレベルまで消えていることが証拠として提出されていました。


つまり男性は「検出限界以下」、つまり感染しない体ということです。血液検査をしてもウイルスが出てきません。

たとえば、針刺し事故やコンドームなしの性交でも、感染しません。

もう他の人と同じように、普通に生活も仕事もできます。周りに感染することがないので、感染対策をする必要もありません。


このことを正しく知っている人はまだ少ないのです。

過去の、「死に至る、うつる恐ろしい病気」という強烈な印象が多くの国民に残っています。

今は、違うんです。医療の進歩はすごいのです。

まずは正しい知識を知りましょう。


◆ HIVに感染しても生き続けられる、家庭も持てる、仕事もできる。

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エイズ治療・研究開発センター長 岡慎一氏(HUFFPOSTより)


そして、誰にもうつさない。そういう時代になったのです。

まずは早期発見のために検査をすることが大事です。


HIVは、「ヒト免疫不全ウイルス」のことで、ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守ってくれる細胞(免疫細胞)に感染するウイルスです。

感染するとHIVが増殖し、徐々に免疫に大切な細胞が減り、普段はかからないような病気にかかてしまいます。この状態をAIDSといいます。代表的な23の疾患を発症したときに「エイズ」と診断されます。


服薬治療をすれば、ウイルスが増殖しないのでエイズを発症せず、他の人へ感染もしません。そのため、早期発見のための検査が重要なのです。


HIVに感染しても、服薬治療をしていれば日常生活に支障なく活動できます。たとえ体液が他人に触れても感染の心配は全くありません。


これは大事なことなので、ぜひ知っておいてください。

「感染=ゼロ」

です。

「でも100%じゃないんでしょ?ちょっとは感染の可能性があるんでしょ?」と疑う人がいるでしょうが、

答えはとてもシンプルです。

「100%感染しません。だから言っているでしょ?感染ゼロだって」



他の人にうつさないためにも、早期発見が大事です。一日でもウイルスを減らすことが出来れば、それだけ他人にうつす可能性が減ります。本人も早期に治療開始ができます。

だから、早期の検査が重要になります。疑わしい人はぜひ検査を。今はウイルスを検知不可能なくらいまで減少させることができます。

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◆ 現在のHIVの治療は、「最少で1日1錠飲むだけ。朝起きて1錠飲めばそれでいい」

もうここまで来ています。

昔は20錠とか、とにかくたくさんの薬を飲まないといけませんでした。それが、今では1日1錠です。

医学の進歩はすさまじいものがあります。


しかも副作用はほとんどなし。

飲み続けているとだんだん耐性がついて効かなくなる薬剤耐性もほとんどなし。

すごいじゃないですか。


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金額は?


保険適用で3割負担の場合、月に6~7万円くらいです。

身体障がい者手帳の認定を受ければもっとカバーされます。収入によりますが、月々0~2万円程度です。

多くの人は月5,000円くらいです。


今後は?


国際臨床治験では、月に1回筋肉注射をする治療法があります。もう薬を飲まなくてもいいんです。

2020年頃には出回ってくると予想されています。



「死に至る恐ろしい病気」として強烈に脳裏に焼き付いているHIVは、いまは普通の生活ができるまでに医学は進歩しました。しかもきちんと服薬治療をしていれば、他人にうつりません。100%うつらないことが現実になっています。

これを知らないために、今回の札幌地裁の裁判でもあったような偏見と差別があります。

ハンセン病もそうだったじゃないですか。正しい知識、最近の知識を知らない、広がっていない、そのために多くの感染者が不遇にあっているんです。

なので、「もはやHIVはうつる病気じゃない」ということを広く知っていただきたいです。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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