病院の看護師さんが休憩する部屋は、普通ナースステーションの近くにあります。

私の前の病院はナースステーションの真裏に。

今の病院はナースステーションのすぐ横だったり、ナースステーションの中にあります。

各病院や施設の造りによって違いますが、たいていナースステーションのすぐ近くに休憩室があります。又の名を仮眠室。そこで看護師さんたちは夜勤のとき仮眠をとり、日勤だとお昼ご飯を食べたりおしゃべりをしたりします。

この休憩室(仮眠室)は多忙な看護師さんたちがホッと心の洗濯をする場所。大好きなスマホを心おきなく触れる場所。

さてこの休憩室にはどんなものが置いてあるのでしょうか?








◆ 冷蔵庫は小さいのでジュースなど飲み物を入れるのが戦いである。

他の病院は知りませんが、私が経験した病院の看護師休憩室にある冷蔵庫は小さいものばかり。

それが一個置いてあります。


看護師さんたちは日勤だろうが夜勤だろうが、マイ水筒を持ってきます。マイボトルを持ってきます。夏の今の時期なら冷たいデザートなんかも持ってきます。

小さな冷蔵庫一個しかないので、すぐに中身がいっぱいになります。

看護師さんは一病棟に15人とか20人とか病院によってはもっといるわけですから、そんなの全部入れることができない。

しかも飲みかけのジュースやお茶のボトルなどが残っていると、ますます入れれない…

飲み残しの飲み物が多く残っていると、お局か先輩ナースが「んもう!こんだけしか残してないなら飲んじゃいなさいよ!場所をとって仕方ないでしょ!?もう捨てるわ」とぼやきながら、捨てていきます。


夜勤で出勤してくると、日勤ナースの分ですでに冷蔵庫の中がいっぱいになっていて、自分のボトルやデザートを入れておくスペースがない…(=_=)


お願い。できるだけ飲み残しを入れておかないでね。


◆ 看護を中心にいろんな本が置いてあるが、古い。

休憩室には本棚があり、いろんな本が置いてあります。病院にもよりますが、多いのは「ナース専科」「看護学校のテキスト」などの定番本。

その他に「看護協会からの新聞」「看護技術書」など看護に関する勉強の本が多いです。

休憩室にある本はこのように「まじめな本」ばかりです。

まあ、当たり前というば当たり前ですよね。


しかしそれはいいのですが、問題は内容が古い。いったいいつの本なの?っていうくらい古い。

だから医療の専門書ですけど内容が今の医療と違っている可能性があり、私は読みません(笑)


こういう場所に置いてある本というのは、保険というか何か調べるとき用に置いてあるので、通常看護師さんはほとんど読みません。


堅苦しい本が多いので、本棚をみてもあまり心がときめかないです(笑)


◆ 早朝、認知症患者さんが起きてくるので安全観察しながら休憩室で朝ごはん。



夜勤中のことです。

以前の記事にも書きましたが朝の4時5時あたりは看護師さんたちのささやかな休息時間。6時の起床時間前のちょっとした朝ごはんタイムなのです。

でも高齢者は起きるのが早い。6時起床時間まで寝ていて欲しいのですが、起きてくる人もいます。認知症患者もそうです。


認知症患者は転倒するリスクが非常に高いので目を離すことができません。

休憩室の近くに居てもらい、いつでも観察ができるようにして、看護師たちは朝ご飯を食べます。

そうしたときに、かわいい認知症患者だと休憩室の近くにきてもらい仲良く時間を過ごすことがあります。

全部の病院ではないですし、毎日やっているわけではありません。

認知症患者も毎日起きてくる人もいれば、今日は起こしに行くまで寝ている人もいます。それも日によって変わります。なので認知症患者が朝5時くらいに起きてきて目が離せない場合は、休憩室の近くにいてもらいいつでも安全確認ができるようにして、看護師たちは朝ご飯タイムをとります。







それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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