「夜勤あるあるシリーズ」第4弾。
夜勤は日勤とは違い、世界が変わります。
ただ夜になっただけでしょ?と思うなかれ、夜の暗闇が患者に悪さをします。
普段、日中では見ることがない患者像があります。
日中は歩行もままならない患者。歩いている姿を見ていると「あぶないなあ」と心でつぶやいてしまうほど。
ところが夜勤になると、ベッドから出ようとし、目はギンギン、よくしゃべる。
昼間はおとなしいのに。
こういう患者は、多くは昼寝のしすぎ。昼間よく寝たので夜に眠れない。これが原因になることが多いです。
こういう患者は一度昼寝をせずに日中がんばって起きてもらうと、その日の夜はぐっすり眠れたりします。ですが、こういう患者に限って昼間ベッドへ行って寝ようとします。昼寝が大敵だということの理解がない。そしてまた夜にハッスルして夜勤者を苦しめる。
夜は寝るためにあるんですよー。
◆ 逆に夜になるとまるで
生まれたての子ヤギのようにガクガクふらつく患者。
逆に夜になるともうガクガクで、危なっかしくなる患者さん。こっちもけっこういらっしゃいます。
特に夜間、トイレに行こうと起きた時!
昼間はちゃんと動けているんですが、寝起きは別人になります。もうフラフラ、ガクガク。
え、同じ人だよね?って思うくらい別人のような動きです。
寝ぼけている時って人間、こんなにも動きが悪くなるんだなぁーと実感しました。
夜間トイレに行こうとして転倒する事例が多いのも納得です。
こりゃあ、コケるわ。と思うほど夜間、特に寝起きは動きが悪くなります。
若い時は別にそうでもないのですが、歳をとると、とたんに別人のように動きが悪くなります。
寝起きは転倒に要注意です。
特に男性患者は陰部をよく触る。。。。
夜、ベッドにいる男性患者は全員ではないですが、認知症の患者に多いのが自分の局部を触ること。
おむつをしていたらオムツをはずして局部を触ります。
朝ふとんを剥ぐと、下半身露出しているなんてこともよくあります。
こういう患者はきまって自分のお〇〇ちんを触るのです。
寂しいから?
自分が男であることを確認している?
ちゃんとモノが付いているのか確認している?
いや、ちゃんと付いてますからー!
おむつを外すのも多いですね。
女性患者も外したりすることがありますが、男性患者のほうがよく外します。
布団をめくると下半身裸でオムツがベッドから遠くへ放り投げられていることも。
大抵は失禁していて、オムツまで尿汚染。
「ほらー、オムツを外すからシーツまで濡れるんですよ」
と言っても後の祭り。
こういう患者さんに限って、ナースコールを押せなかったり、自分で着替えができなかったりするものです。
トイレに一人で行けない。だから夜間はオムツにしている場合があります。
局部を触るのはまだ良しとして、頼むからオムツを外さないで。
夜勤は昼間とは違う光景が待っているのです。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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