患者さんからのセクハラ被害はかなりの数あります。

「自分は大丈夫」と思っていても、いつ被害に遭うかもしれません。気を付けてください。


ではセクハラ被害にあったら、どうしたらいいのでしょうか?対処を実際の経験をもとにお知らせします。

◆ 対処その① 情報を多職種で共有すること

セクハラ被害が発生したら、まずこれをしましょう。

リハビリ病院にかぎらず、急性医でも、老健施設でもセクハラ被害が発生したら、みんなで情報共有をしましょう。

看護師が被害になったからといって、看護師の間だけ情報供給をしていても意味がありません。

そもそも一人の患者さんに看護師しか関わらないなんてことはありません。

リハビリもするでしょう、看護助手さんやケアワーカーさんも関わるでしょう。実習生もくるかもしれません。

多くの人が関わるのが病院や施設なのです。


他の女性スタッフにも被害がいかないように、また、もう被害に遭われた方を守るためにも、情報共有は大切です。


◆ 対処その② その患者には、できるだけ女性スタッフが対応しないように調整する。

被害に遭った女性スタッフはもちろん、できれば他の女性スタッフもその患者さんのケアに入らないように調整をするのがベターです。

人手不足があり、なかなか女性スタッフがケアに入らないようにすることは難しいでしょう。

どうしても女性スタッフがケアやリハビリに入るのなら、その女性スタッフにセクハラの情報を伝えるようにしましょう。

想定していないで接するのと、想定して接するのとでは対応の素早さが違いますから。


◆ 対処その③ 家族に連絡をする。

本人は家族に言わないで欲しいと思うかもしれませんが、やはり言うべきです。

よほどの凶悪なことはすぐに連絡したほうがいいですが、状況しだいでは次に家族が面会に来た時やカンファレンスの時に言ってもいいでしょう。

家族も聞きたくない情報ですが、病気の中で何が起こったのか、ご家族も知っておいたほうがいいのです。

なんせ、犯罪が発生したのですから。


◆ 対処その④ 強制退院とする。

何度注意しても止めない、対策を講じても被害がなくならない、多数の女性スタッフが介入を拒否する、被害者が出社できない状態になっている等の深刻な状況なら、強制退院も考えます。

今までは患者を強制退院することは、実はあまり例がなく、難しかったのです。

しかし、今はセクハラは立派な犯罪として広く国民に認識されています。


犯罪を繰り返している患者さんを看れないとなると、強制退院になる可能性があります。








◆ セクハラ被害を受けたらどうする?



まずは上司に報告をしましょう。

しかし被害を受けた本人は、言いにくいことでしょう。

実際、セクハラ被害を受けても誰にも言わずに自分の中でとどめている人も多くいると聞きます。

話しずらいのはよく分かります。

しかしこれからのあなたを守るため、他の女性が同じ被害に遭わないためにも、どうか勇気をもって話してほしいと思います。



昔は「あんたも油断するからいけないのよ」とか「老人だから寂しいのよ」といった風潮もありました。

しかし、今はそうした考えはむしろダメで、犯罪として対応しないといけません。


「病気がそうしているんだから」とか言う人もいますが、ならばきちんと治療を受けないと、患者さん自身にもマイナスになります。

そういう意味でも、勇気を持って話してほしいと思います。


最近は、病院内に「パワハラ・セクハラ対策委員会」という委員会を設置している病院も出てきました。

その委員に話してもいいと考えます。


とにかく犯罪が発生したんだという認識を持つことが大切で、なあなあで済ましている職場は今後大きな痛手を受けることでしょう。



◆ まとめ

・セクハラ被害が発生したら、多職種間で情報共有すること。

・なるべく対応するスタッフを限定すること。

・一人で抱えず、勇気を持って話してほしい。

・セクハラは犯罪です。この考えを全員が持つこと。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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