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医療職向けのカテゴリ記事一覧

以前は脳神経外科(脳卒中)の急性期病棟で勤務していました。読めば役立つ、現役ナースだから書ける旬な情報。看護師だけでなく一般の方も分かりやすく為になる記事です。

カテゴリ:医療職向け

理学療法士が主人公の映画「歩けない僕らは」 実際のリハビリテーション病院を舞台にしたリアル在宅復帰

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◆ 理学療法士が主人公の映画「歩けない僕らは」 実際のリハビリテーション病院を舞台にしたリアル





主人公の新人理学療法士 宮下遥を演じるのは若手俳優の宇野愛海さん。

宇野愛海さんは、アイドルグループ私立恵比寿中学の元メンバーで、現在21才。

元アイドルの方なんですね。どうりで、かわ…(*'ω'*)

おっ、この映画、もうすでに賞をとっていますね。


・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 国内コンペティション 短編部門 観客賞を受賞

・13th Fresh Wave International Short Film Festivalに正式出典


宇野愛海さん主演の「歩けない僕らは」の予告編はこちら⇩



監督は佐藤快磨氏。

映画「ガンバレとかうるせぇ」で2014年に第19回釜山国際映画祭 New Currents部門に上映された監督です。

2015年第2回ジャパニーズ・フィルム・フェスティバル・インディア(インド)でも上映されました。

映画「ガンバレとかうるせぇ」は、サッカー部の女子マネージャーに焦点を当てた映画です。

試合に勝っても褒められない、負けても責められないという微妙な立ち位置にいる「女子マネージャー」

女子マネが主人公なんて、ニッチなところを攻めてくるきますねー

「ガンバレとかうるせぇ」の予告編はこちら⇩



ところで、回復期リハビリテーション病院を舞台にした映画ってないんじゃないかな…

理学療法士を主人公にした映画もなかったような…

とにかく、あまり陽の当たらないニッチなテーマがお好きな佐藤快磨監督。

いいじゃないですか♪ ニッチ最高。


予告編を見ただけでなんとなーく分かります。

新人セラピストの不器用さ。患者さんとの距離間。どう言葉をかけてたらいいのか。

新人ならではの苦悩が描かれています。

苦悩だけじゃなく、やりがいも。


私は実際にリハビリテーション病院で働いているので、予告編だけでも「リアル」さが分かります。

現場にいる者としては、気になる映画です。


◆ 上映映画館は?


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東京 新宿、長野、愛知、大阪、大分、横浜

よっしゃ、京都に近い大阪があるぅヽ(^o^)丿


上映が二ヶ所だけかと最初は思ったけど、あちこちあるので、よかったです♪

早く上映終了してしまうので、興味のある方は急いでくださーい。

だって、大阪なんて上映期間が一週間だけよ Σ(゚Д゚) マジかー。シフト大丈夫かな…。


◆ 主人公 宇野愛海さんのインタビュー




「自分が考えていたよりも重い職業だし、それを私が映画で伝えられるのかなって不安に思いました」

インタビューのなかで宇野さんがそう言っているのが、すごく共感します。


リハビリ中に患者さんから聞かれるんですよ。「私は治るのか?」って。

でもうかつに「治りますよ」なんて言えないじゃないですか。どう言葉を返したらいいのか。

麻痺を悲観している人に、「さあ、ガンバレ!ガンバレ!」っていうのも言いにくい。

難しいですよね。

実際のリハビリの現場では多くのセラピストたちは同じような悩みを持っています。


これ、本物の理学療法士による監修の様子。リハビリテーション病院で行われていること、そのまんま。



この映画はそんなリハビリ現場のリアルがある。

ちなみに撮影は実際のリハビリテーション病院でおこないました。スタジオのセットじゃないです。

となりに本物の患者さんがいるなかで撮影していたそうです。

本物の理学療法士から指導を受けて役を演じた宇野愛海さんやその他の役者さんたち。


これは、リアルリハビリテーション映画ですね!


上映期間が短いので観に行く方は、上映スケジュールをチェック!


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

※画像引用:eiga.com、motion gallery net 動画引用:YouTube twentyfourpersecond シネマトゥデイ

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紙カルテを知らない世代が増えてきた。電子カルテと紙カルテのメリット・デメリットを今さらながら考える。

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ある日、ふと気付きました。

後輩ナースと話していて、紙カルテのことが話題になりました。

私「紙カルテだったときは、Drの字が読めなくてね…。大変だったよ」

後輩「へー、そうなんですか」


…私、なんだか古株になったような気分。


そう、昔はどこの病院もクリニックも、紙カルテでした。

それから電子カルテがどんどん普及して、今では全体で40%の普及率です。400床以上の大病院では70%です。


えっ!まだそんなもんなの?


てっきりほぼ100%だと思っていました。特に大病院は。


紙カルテの話題が出たことで、昔を振り返り、紙カルテと電子カルテの両方を使ったことがある経験から、私なりにメリット・デメリットを考えてみました。

もし転職をお考えの方は、転職先の医療機関が電子カルテか紙カルテかも考慮したほうがいいかもしれません。

その人にとって、働きやすいかどうかに多少影響すると思いますから。


まずは【電子カルテ篇】

◆ 電子カルテのメリット

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« 字が読みやすい ≫

紙カルテの場合、特に医師は字が汚いことが多いです。

まるで神代文字か象形文字のような字。解読不可能なこともよくあります。

それが読めるベテランナースは、みんなから尊敬されたものです。

電子カルテでは、字の汚さに悩むことはありません。

しかし、自分のメモなどではいくらでも汚い字で構いませんが、他人に読んでもらう大事な指示などもあるので、そんな汚い字でいいの?と思います。


≪ 保管が楽。書類がかさばらない ≫

サーバー管理なので当然ですね。

ただし、電子カルテとはいえ、サインが必要な書類もあるのでまったく紙がないというわけではありません。スキャンして電子カルテ上に保存していますが、原本も残しています。


« 会計や集計などが簡単 ≫

電子カルテの大きなメリットの一つです。

コンピューターをフルに活用し、手作業を減らすことができます。またソフトによっては患者や手術、薬剤等のデータ分析ができますので、今まで紙カルテでいちいち探して数えていたことが不要になります。


« 検査結果の読み取りがどこでも可能 ≫

レントゲンやCT,採血結果などが医局であろうが、ナースステーションであろうが、パソコンがあればどこでも閲覧可能です。

カンファレンス時も閲覧しながら説明もできるので便利です。


« 紙カルテよりセキュリティが高い ≫

電子カルテはログインしないと中に入れません。

そして誰が記入したのか、ボタンを押したのか履歴が残っています。

クラウド型電子カルテなら、さらにセキュリティはしっかりしています。


« 複数人が一つのカルテを同時に見れる »

紙カルテだと誰かがそのカルテを持っていると、他の人が見れません。

でも電子カルテなら同時に複数の人が同じ患者のカルテを閲覧できます。


◆ 電子カルテのデメリット

« 災害に弱い »

紙カルテだとペンさえあれば書けます。紙なので電気がなくても読んだり書いたりできます。

電子カルテは電気がないとダメ。非常用電源が作動すればいいのですが、災害時は混乱しがちです。


« 初期投資額が大きい »

電子カルテは初期投資が大きい。軌道にのってくればマシですが、最初は大量のパソコン導入や整備やらでとにかくお金がかかります。

しかし電子カルテをうまく活用すると、後でそれを上回るメリットがあります。


« セキュリティの穴を突かれる可能性がある »

先ほど「セキュリティは高い」と述べましたが、何にでも盲点はあります。

USBメモリーでデータを抜かれたり、メール添付で情報を漏洩されたり、ネットやパソコンに詳しい人なら情報をとることは不可能ではありません。

「ミッションインポッシブル」や「007」のようなことができるかもしれません。



【紙カルテ篇】

◆ 紙カルテのメリット

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« コストが安い »

なんといっても紙ですから、コストは安く済みます。保管も倉庫に置いておくだけです。

紙とペンがあれば書けます。


« 一冊のカルテの中なら検索しやすい »

本のようですので、インデックスをみればどこに何が書いてあるのか分かりやすい。

電子カルテだとボタンをクリック、クリックして中に入っていかないと目的の項目が出てこないことがあります。慣れが必要です。


◆ 紙カルテのデメリット

« あとで探すのが大変 »

過去のカルテを引っ張り出してくる。

過去のデータを探す。

どこに書いてるのかを探し出す。

こうした検索をするのが大変なのはデメリットです。


« 誰かが見ているときは見られない »

紙カルテは一人の患者さんごとに本のように一人一冊です。

誰かが手に取っていたら他の人は見れません。



◆ まとめ

紙カルテと電子カルテ、どちらもメリット・デメリットがあります。

しかし時代は電子化。

これからも電子カルテを導入する病院は増えるでしょう。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

初出掲載:2019年11月18日

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孤独を感じた時に力を与えてくれるものを傍に置こう。

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何かに失敗をした時、何かに挑戦をしている時、強烈な不安が襲ってくることがあると思います。

以前、新人ナースがいろいろと失敗が続いていたとき、ものすごく落ち込んでいて本人はがんばっていたんですが悩みまくっていたことがありました。

あんまり失敗が続くと本人も「もう、どうしたらいいのか分からない…」という状況に陥ってしまいます。

病棟に行くのが怖くなるんですよね。

また何かで怒られるんじゃないかと、ビクビクしてしまいます。

こうした新人ナースはたくさん見てきました。

そしてそういう状況になった人は、とにかく孤独を感じます。周りは敵だらけですから。

怒ってくれる人はその人の為を思って言ってくれているんだと思いますが、あんまり怒られ続けると相手はそう思わなくなることがあります。

そして心のビクつきから本来のパフォーマンスが発揮できなくなり、さらに失敗をして負の連鎖に陥ることもあるのです。

「周りの同期は仕事ができるのに、なんで私は…」

そんな孤独な気持ちになってしまった新人ナースに送るアドバイスです。


◆ 孤独を感じたらあなたに力を与えてくれるものを傍に置きましょう。

孤独になると誰かに連絡したくなりませんか?
親しい人に電話をかけるとかLINEで会話をするとか。
やさしく声をかけてくれる人に愚痴を聞いてもらい、それで自分を慰める。よくあることじゃないでしょうか。
たしかに元気がない時に元気を出したいのなら、「元気のある人に会いに行く」のがいいと思います。実際今までも私は同じことを言ってきました。
それはそうなので、ぜひ実行していただきたいと思います。
それともう一つ。
これはさっきのと逆になるのですが、
孤独に勝てる、勇気や力を与えてくれるものを身近に置いておくことをおすすめします。
孤独というダメージを負ってしまっていると、すべてが消極的になってしまいがち。勉強しなきゃと思いながらも勉強は進まない。ますますどうしたらいいのか分からなくなる。そして孤独が押し寄せてくる。
孤独というのは心に良くないんです。
人は孤独に弱い生き物です。
だからこそ、孤独に負けないようにあなたにパワーを与えてくれるものを置いて欲しいのです。
格言、言葉、本、大切な人からもらった宝物…
それが何なのか人によって違うでしょうが、ぜひ傍に置いてしょっちゅうそれを見てほしいんです。
きっとあなたにパワーを与えてくれます。
ほら、受験生が憧れの志望校のパンフレットを肩身離さず持って、勉強がしんどくなったらそれを見て「よし!絶対合格するんだ!」とパワーをもらうような感じです。
◆ あれもこれも頑張らないといけない訳ではない。まずは一つ一つクリアしていこう。
毎日怒られると、もう何をしたら怒られないのか分からなくなることがあります。
この状態になると頭が上手く働かなくなるんです。
新人さんは特に辛いですよね。
だってどの看護技術も完璧なものではないので自信が持てないですから。
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そんなときは「一つ一つ、焦らず進みましょう」というのがアドバイスです。
やっぱり「仕事ができる」ようにならなきゃ、いつまで経っても叱られることが多くなります。
まだ未熟なのでこれを克服するしかない。でも焦ると上手くいきません。
まずは簡単な成功体験を積み重ねてください。
そしてそれは「自分基準で褒めてあげる」ことが大切です。
「ここまでできたらOK」と自分で合格の基準を決めて、それを達成したら自分で自分を思いっきり褒めてあげる。
これはけっこういい効果が期待できます。
褒められると嬉しい、自分で自分を褒めても嬉しいものなのです。
だからドーパミンが出て、その時の行動が強化されます。褒められたことを、またやろうとします。
新人の時はなにかとつらいことが多いもの。
先輩たちも新人のころはきっと同じようにしんどかったはずです。
あなたも克服できますよ。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
初出掲載:2019年11月13日

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夜間、当直医は死亡した患者さんのお見送りをするべきか?

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病院という場所は、日勤帯でも夜勤帯でも、いつでも死亡する患者さんに直面します。

死亡した患者さんは、病院関係者にしか分からないように、そっと病院を後にされます。

なので、入院しているときは、夜に亡くなった患者さんがいると、あなたが寝ている間に静かに病院を死亡退院されています。

霊柩車が病院に到着して、死亡された患者さんが霊柩車に乗せられて家族さんと一緒に去られていくとき、病院スタッフが何人か集まって一礼をしてお見送りをします。

そのとき、当直医は来ないことがあります。逆に最後のお見送りに来る医師もいます。

これは、「当直医はお見送りに行くべきか否か」というお話です。


◆ 当直医は明日も日勤。だから明日のために休んでおくべき派




当直医は亡くなった患者さん以外にも病院全体の患者さんを診ています。

もし他の病棟から呼ばれたら。

もし他に急変の患者がいたら。

しかも当直明けは通常勤務で日勤をする。

当直明けでオペがあれば、前日はできるだけ睡眠をとってパフォーマンスを落とさないようにしたい。


こう考えると、お見送りは御遠慮したいという気持ちは分かります。


◆ 当直医でも最後までお見送りをしてほしい派



主治医でなくても、死亡確認をしてくれた当直医が看護師と一緒に最後のお見送りをしてくれたら家族は嬉しい。そう考える方もいます。

医師が来ないとなんだか冷たい感じを受ける方がいます。大変な仕事とはいえ、家族の心情としては最後までお見送りをしてくれたということで、ハートフルな印象を受けるのだと思います。


◆ どちらも言い分は分かる。医師も家族も意見が分かれている。



私も看護師で夜勤をしていますから、夜勤中にお亡くなりになってお見送りをしたことは何度もあります。

そのとき当直医が一緒に来てくれるのは病院の体制にもよりますし、当直医の考えに左右します。

亡くなった患者さんとは今夜初めてお会いしたという場合は、お見送りに来ない当直医がいます。でも私の経験ではそういう患者さんの場合でもお見送りに来た医師もいました。

やはりその医師のスタンスによるのでしょう。


私も夜勤をしているからその重労働さはよく分かります。ましてや医師は看護師よりも責任重大ですから、少しでも体調を整えておくことは大切です。当直明けは普通に勤務していますから、明日の外来や手術が待っています。誰でも寝不足の医師に診察や手術を受けるのは嫌でしょう?そう考えるとお見送りでまた起きることになるのは避けて、しっかり休んでもらいたいですよね。


これは難しい問題です。

家族さんの心情も理解できますし。

皆さんはどう思いますか?

夜間、当直医は死亡した患者さんのお見送りをするべきですか?



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病院カンファレンスで話す情報は一部です。家族は知らない内容だらけ。臨むコツは?

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私の父は現在入院中。しかも10ヶ月以上入院しています。たぶん、まだまだ入院していることでしょう。

というもの、父は、脳梗塞、脳出血2回、腎不全で人工透析中、糖尿病、パーキンソン病、と病気のオンパレードなのです。現在はJCS 200(一番悪い意識障害から二番目に悪い)で、声をかけようが、皮膚をつねって痛み刺激を与えようが、まったく目を開けません。ごくたまに単語を一言「そうか…」「う…ん」としゃべる程度です。寝たきりです。自分で手足はほとんど動きなし。ほぼ無動ですので、看護師さんが体位変換をしてくれています。食べられないので、鼻に栄養を胃に流し込むチューブが入っていて、それで栄養と水分を摂って生きています。そんな状態ですので、どこにも転院できず、今いる病院におそらく死ぬまでいるのでしょう。(人工透析が必要なので、これがネックになっていて他院ではこんな悪い状態で受け入れてくれないのです)


前置きが長くなりましたが、父が入院してよく分かったことがいくつかあります。

その一つが、「医療者が持っている患者情報は、患者家族にはあまり提供されていない」ということです。

圧倒的な患者の入院中の医療情報を、病院側は持っている。家族は知らないことが多いということです。

もちろん、入院以前の患者のことは家族が圧倒的に知っているでしょう。それとは違って、入院中のことや今どういう状態なのか、これからの見通しはどうなのか、ということについて、入院中にカンファレンスをして教えてもらえますが、そこでの情報は病院側が持っている情報の一部にすぎません。

家族が入院して、病院側の立場と患者側の立場の両方を経験していて、これは実感することです。




◆ カンファレンスでの病院からの情報はほんの一部。

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病院に面会に行っても、病室の本人に会うくらいで特に看護師や主治医と毎回話をすることはないのが多いかもしれません。なかにはカンファレンス以外はまったく来られない家族さんもいます。たびたび面会に来ても、洗濯物を持ち帰り、新しい下着を持ってくるくらいでさっさと帰られる家族さんも多いです。まあ、これはそれぞれの事情がありますから、何がいい悪いということはありません。

ただ、私も父が入院中ですので、ときどき面会に行きますが、その時は看護師さんや主治医と話をすることはほとんどありません。

でも多くの家族さんは、そういうものだと思います。


そこでカンファレンスを開いて関係スタッフと家族、本人が集まり、いろいろと情報交換をします。

カンファレンスでは、

主治医からは、病状の説明、今後の身通し、薬のこと、など。

看護師からは、病棟での過ごし方など。

リハスタッフからは、リハビリの進捗状況、今の能力など。

相談員からは、転機先の相談、退院後のサポートの話など。


カンファレンスで話す内容だけでなく、病院はもっと患者情報を持っています。

あと、病棟でも出来事で、「これ、言うとちょっとなぁ…」ということはあえて家族に言わないこともあります。

不穏のときの詳しい状況や、ちょっとした失禁や、ちょっとした暴言暴力や、ちょっとしたセクハラや、夜に寝言やいびきでちょっとうるさいことや…。


よほど度が過ぎていたり、迷惑行為が目に余るようなら、カンファレンスで言うでしょうが、多少の粗相は言わないことが多いですね。

でもカルテにはしっかり書かれていると思いますが。

時間的な制限もあり、患者さんが単に恥ずかしい思いをするだけなら、言わないこともあるのです。

もちろん、大事なことは言いますが、そこの取捨選択は病院側が持っていると思います。


カルテには毎日の言動が書かれており、量は膨大です。

これは医療職でないとなかなか現物を見る機会はないでしょうが、カルテには生々しく書いてあることがあり、家族の知らないことがいっぱいあります。

各種リハビリのテストや認知症のテスト結果や、その他いっぱいデータがあります。時系列で同じ検査がどう変わっているのかとか、具体的な項目の数字、点数が書いてあります。

あと、裏情報で、主治医や看護師などが「もうこれ以上良くならないよ…」「復活はあり得ない」と普段から言っていることもあり、そうしたことはやんわり避けられることもあります。家族は「まだ、もしかしたら良くなるかもしれない」と思っているかもしれませんが、「どう考えてもあとはこのまま死を待つだけ」と裏で言われていることもあります。


それをいちいちカンファレンスで言うかどうかは病院側が取捨選択しているので、家族さんに入る情報は限られてしまうという事です。


◆ 採血データやCT画像等は、言えば見せてくれます。

カンファレンスで主治医から検査結果についての報告を受けることがあります。これは主に急性期のカンファレンスで多いでしょう。でも回復期でも検査結果の報告がある場合があります。

また、脳や肺や骨折部位などのCT画像を見せてくれることもあります。

もし見たいのなら、主治医に言えば見せてくれると思います。

「どうせ画像をみても、よく分からないし…」と思うかもしれませんが、主治医が素人でも分かるように説明をしてくれるので大丈夫です。もしそれでも分からないのなら、あとで看護師さんに聞いたらいいと思います。


ちなみに私は、父の脳画像が見てみたかったので、主治医に頼んで見せてもらいましたよ。

こう見えて私は脳神経外科、SCU(脳卒中専門集中治療室)出身なので、脳画像は見て分かるんです。で、脳画像を見てみた結果、あちこちに古い小さな脳梗塞の痕が散在しているのと、フレッシュな脳出血と脳梗塞痕があり、大きさと部位的に「ああ、これはもうダメだな。よく生きているなというレベル」と思いました。

医師や看護師はこのことを知っているのですが、面と向かっては言わないので、自分で見てみたかったのです。


◆ 難しくて分からないし…は、もったいない。

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入院中の出来事や身体の状態は、当然病院側が圧倒的に知っていますし、データや記録を持っています。

分からないことも多いでしょうが、気になることは遠慮なくカンファレンス等で聞いてください。そのためのカンファレンスでもありますからね。


全部をあけっぴろにするつもりは病院側にはないでしょう。

家族は夜は良く寝ていると思っているけど、実は毎晩うるさくて眠剤を盛られて寝ているとか。便秘で下剤を盛られたとか。

単発の出来事なら言っていないこともあると思います。それが毎日のことで退院後も後に響くようなら、言うでしょうが。


カンファレンスでは大きなこと?(大事なこと)だけを言うことが多いので、細かなことはスルーされることがあります。

普段の面会のときに、部屋にいる看護師さんにチラッと聞いてみた方が案外細かな生活ぶりを教えてくれるかもしれません。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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上手くいかない日もあるさ。明日は晴れるよ、前を向こう。

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生きていると良いことも悪いこともあります。

仕事が調子いい時はハッピーな気持ちになり、失敗が続いたりトラブルが発生したら最悪な気分になります。

たとえ仕事が調子良くても、私生活に何かトラブルや問題が発生したら、せっかく仕事が調子良くても気分は盛り上がりません。

メンタルが弱いとこうした問題に直面するとかなりへこんでしまい、鬱のような状態になる場合があります。

しかし悪い事は必ず起こります。そうした時にどういう心構えを持つように日頃からメンタルケアをすればいいのでしょうか。





◆ 生きてりゃ浮き沈みがあることを受け入れる。



それこそテストステロンが多く分泌されている方でしたら、困難な状況でも「よし!やってやろう!」とチャレンジ精神旺盛に困難に立ち向かっていくでしょう。業績が右肩上がりでないといけないと熱心に仕事に取り組んでいますが、一度でも業績が下がると我慢できなくなりイライラして攻撃性が増す人がいると思います。



こうした方は非常に熱心に困難に立ち向かっていくため、頼りがいがあるの反面、相手を傷つけてしまう可能性もあります。


まずは自分がイライラしていることを自覚し、そうした時の自分なりの対処法を見つけておきましょう。

たとえば、ヨガ、体操、散歩、深呼吸、映画、歌う、演奏する、コーヒーを飲む…など自分なりの心を落ち着かさせる術を見つけておくことが大切です。


ちなみに私はイライラしたらコーヒーを飲むか、映画を観たり音楽を聞いたりします(;^ω^)


◆ ポジティブな考えができるように日頃から訓練する。


ポジティブな考え方になるように訓練するには、イライラを抑える発想が必要です。

イライラは時として怒りに変るので、怒りが頭を支配すると攻撃だけに意識が集中してしまい、健全なポジティブシンキングができなくなるリスクがあります。


まずは自分の気持ちを落ち着かせるように、セロトニンを増やす行動をとりましょう。

座禅、ヨガ、深呼吸などがおすすめです。




◆ 得意分野を身に付ける。



「好きこそものの上手なれ」といいますが、やはり好きなことなら進んでやれるもの。

好きだからこそ得意なのです。

社会人になれば自分の強みが非常に重要になります。信頼してもらう要素の一つと言えます。


学生の時はピンと来なかった人も実際に働き始めるとよく分かるでしょう。

社会人こそ勉強が必要です。

できる人は人知れず努力をしています。他人には「よくやるよ、そんなこと」と思えるストイックなことを継続している。


「好き」をもっと伸ばしましょう。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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今は「多職種によるチーム」で医療をする時代。ますます専門分野の深化が求められる。

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昔は医師がいて、その医師が患者のすべてを決定していた・・・

というのが昔話になってくるのでしょう。

今の病院の体制は医師がいて、看護師がいて、薬剤師がいて、、、というように、いろんな職種が集まって医療が成り立っています。

もっと言うと、患者が円の中心にいてその周りを医療職が取り囲んでいる、というイメージです。





◆ 医師だけで判断が付かないのが現在の医療

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急性期病院ではどうしても医師が中心に動いているのですが、それでも医師だけで診察や治療ができるわけではありません。

放射線技師や臨床検査技師、看護師等がそれぞれの役割を発揮してこそ、いい医療が可能になります。

私が以前勤めていた脳神経外科の救急病院もそうです。

医師もかなりのハードワークです。

看護師やその他のコメディカルのサポートがなければ、あれほどの急患に対応ができませんし、外来や入院患者を合わせるとかなりの数の患者の対応が必要になります。

医師の数はどこの病院も少ないので、その少ない人数であれだけの患者を診ることはムリです。

医師は超ハードワークですが、それを支える多職種がいるのです。


特に回復期リハビリテーションでは、患者のことを決定するのに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、看護師、介護士、社会福祉士といった職種が関わっています。

入院の経験がある方はピンとくるかもしれませんが、いろんな職種が一人の患者に関わります。


最近の医療は「チーム医療」といって、多職種が一つのチームを作って一人の患者に対応します。

これが今のトレンドです。


◆ 各職種が専門性を発揮してこそ、患者のためになる。
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そのため、各スタッフが専門性をより発揮することが求められます。

カンファレンスでも各スタッフが参加して現状報告をしたり、問題に対するアプローチを述べたりします。

日々の療養生活についても、各スタッフがそれぞれの専門性を発揮して関わります。


たとえばリハビリスタッフの分析や報告によって患者の能力を見極め、スタッフみんなでリハビリを支えます。

入退院の調整や退院後の施設や在宅診療所等への連携は、社会福祉士が担当します。

患者の食をサポートするのは言語聴覚士だけでなく、管理栄養士や歯科衛生士も関わります。


このように多職種が一人の患者の情報を共有して医療が成り立っています。

あなたが入院しているとき、裏ではこんなにたくさんの人が動いています。


多職種の思いは一つです。

一日も早く患者に良くなってもらいたい。

患者に良い反応があれば、みんなで喜びます。

問題があれば、みんなで考えます。


お見舞いに来られたとき、ナースステーション内で黙々とパソコンを打っている姿を見ると、あまり想像できないかもしれませんが、実はこうした多職種連携を日々おこなっているのです。

「あれ、この人あまり会ったことがないけど、ウチのことを妙に知っているなあ」と思う時があるかもしれませんが、これこそ他職種連携です。

基本的に一人の患者に各他職種が一人ずつ担当が付きます。


もし入院中に何か分からないことなどがあれば、どの職種でもいいですので、聞いてみてください。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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無気力を避けて、モチベーションを下げないコミュニケーション力。

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誰でも褒められるとうれしいですし、叱られると悲しいものです。

ずっと褒められるといいのですが、そうもいきません。

やる気と根気という言葉がありますが、仕事や勉強に限らず、リハビリをする患者さんに持っていただきたいマインドです。

しかし、年中やる気に満ちているということは難しく、時には怠け心が出ますし、どうもやる気が出ない日もあるでしょう。

今日のリハビリスタッフが気に食わないということもあるかも知れません。

これが一時的ならまだいいのですが、やる気がなくなって無気力になると、話しが難しくなります。

無気力になると、何でもないことすら、やらなくなってしまうからです。

無気力について興味深い実験があります。




◆ 「カマス理論」という「諦め」の実験。

カマスという魚をご存知でしょうか。

人を襲うこともあるという気性の荒い魚で、小魚などを餌として食べています。

水槽にカマスを入れ、その中に小魚を入れるとカマスは食べようと襲い掛かります。

ではその水槽に透明の板で間仕切りをして、カマスと小魚を別々に分けます。そうするとカマスは小魚を食べようと何度も何度も透明の間仕切り板に当たります。でも何度も体当たりしても食べることができないので、結局カマスは食べることを諦めてしまい、間仕切り板を外しても小魚を食べようとしなくなります。


食べようと思えば食べることができるのに、食べようとしない。

カマスは何度も食べようとしましたが、結局すべて失敗に終わり自分の力では食べることができないと分かると、できるのにしなくなるのです。


もう一つ、興味深い実験があります。


◆ 「セリグマンの犬」と呼ばれる実験

アメリカの心理学者:セリグマンの行った実験です。

壁が高い部屋に犬を入れて、床に電流を流します。すると犬はびっくりして電流から逃げようと飛び上がります。しかし、これを何回も続けていくと、飛び上がっても壁が高くてここから逃げられないと学習した犬は、飛び上がらなくなります。

これを学習したあとに、壁がとても低い部屋に犬を移して電流を流します。今度は壁がとても低く飛び越えられるにもかかわらず、逃げられないことを学習した犬は飛び上がろうとしません。逃げられる環境にも関わらず、逃げることを諦めたのです。「どうせ逃げられない」と。

これを「学習性無力症」といいます。

失敗が続くと、挑戦したり今度こそ成功しようとして行動する気力すらなくなり、無気力になります。


セリグマンは、

「回避不能な嫌悪な刺激にさらされ続けると、その刺激から逃れようとする自発的な行動が起こらなくなる」

としています。


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これは私たちの生活にも当てはまります。

ブラック企業や社畜といわれる状況に置かれている人は、これに当てはまりそうです。

「ブラック企業なら、自殺するまで働かずに辞めたらいいのに」

と言う人がいますが、強烈なストレスにさらされていると、自ら逃げようとしなくなる。

また、少しの努力でこの劣悪な環境から逃げられるのに、自ら行動を起こさなくなる。

これはまさに、今までの経過から、逃げたくても逃げられないと刷り込まされた結果、逃げることを諦めてしまったのです。

虐待もそうです。


職場でいろいろ提案しても、一向に採用されないと「どうせまた提案してもダメに決まっている」と提案すること自体を諦めてしまうようになってしまいます。


これはいろんな場面で起こり得ることです。


◆ だからこそ、成功体験は大切にしたい。

このように、やってもやっても失敗ばかりだと、そのうち「やってもどうせ逃げられない」「また失敗するに決まっている」と、しなくなるんです。

無気力になります。

これは上記の実験例にあげたように、有名なことです。


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これを避けるには、成功体験をさせてあげることです。

リハビリでも同じことがいえます。

具体的には、自分の限界をほんのちょっとだけ超えるようにサポートする。

10mを歩くのに、今まで90秒かかっていたとします。

今度は10mを88秒で歩けました。

これをしっかり褒めましょう。

今までの限界を突破するとドーパミンを出してそれが前頭葉に行き、やっていたことが強化されます。

この例でいうと、10mを88秒で歩けたということが強化され、次もまたこの感動を味わいたいと思い、脳がそのときと同じ指令を出します。


成功したとき、脳はドーパミンをドパッと出します。

これは報酬系とよばれる物質で、ドーパミンがでると「うれしい」とか「楽しい」とかの気持ちになります。

そして、脳はその時やっていた行動を強化します

たとえば、好きな人が自分を見てほほ笑んでくれた。そしたら私の脳はドーパミンを出します。だからまたあの人に会いたいと思うのです。またほほ笑んでもらおうと行動するのです。


こうした心理学、脳科学をうまく利用することで、相手のモチベーションを下げずに関わることができるようになります。

心理学とか脳科学というと、なんだか難しそうに思いますが、実は私たちの生活にとっても身近な学問なのです。


小難しいことはさておき、失敗ばかりを指摘していると、相手は「セリグマンの犬」のように無気力になってしまうかもしれません。

要はコミュニケーションを大切にしているかどうかです。

一歩的に自分の考えを相手に押し付けていないか。

相手のやっていることをけなしてばかりいないか。

コミュニケーションは双方の意見や考え、思いを投げて受け取る、キャッチボールのようなものです。

ボールを適切に投げないと、悪意しか相手に伝わりません。


リハビリにモチベーションは大切です。

仕事や勉強もそうですよね。


相手のモチベーションをあげられるのは自分の言葉なんだと思って、継続可能なリハビリを目指していきたいですね。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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他人に振り回されて生きるか、自由に生きるか。

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自分のことを周りの人たちはどう思っているのだろうか?

こんなことを言ったら、相手はどう思うだろうか?

これだと周りからおかしいと思われるかな?


私たちは社会のなかで生きていますので、必然的に周りの目が気になります。


なかには「周りの目なんて、気にしないよ」という方もいるでしょう。

しかし多くの人は、特に日本人は、周りの目を気にするものです。


あなたなら、どっちを選びますか?

他人に振り回させれ生きるか、それとも自由に生きるか。


ある患者さんが、

「こんな体になって・・・近所や友だちに見られるのが恥ずかしい」

とおっしゃっていたのが印象的でした。




◆ 杖や装具、車いすを使っていると恥ずかしいですか?



先ほどの患者さんは、脳卒中で片麻痺が残りました。

装具を足に付けて歩行をし、杖をついています。

それがどうも気になるそうで、恥ずかしいとおっしゃっていました。


感じる感性は人それぞれです。

ある人はそんなの嫌だと思い、ある人は別にいいんじゃないと思う。


それと、人は自分と違うことを嫌がる。

特に日本人はそういう傾向があります。


集団を重視し、みんなと同じということを良しとします。安心します。


ところが、海外では個性を重視します。

日本ではあまり見かけないユニークな格好をしていても、誰も気にしません。

たとえば学校では制服もなく、鞄も自由。髪型も自由。授業中に足を組んでいても、頬づえをしていても自由。

要は勉強ができれば、成績がよければ、何も文句は言われません。

だって勉強しに学校に来ているんですから。勉強ができる子なら、それでOKという訳です。

大人になっても、この考えです。

優秀であれば、どんな格好でも、趣味でも、しゃべり方でも、歳が若かろうが、OKです。

だって優秀ですから。会社に貢献できれば、業績があがれば、それでOKという訳です。


欧米では車いすの方は、健常者と同じ感覚で生活をしています。

車いすに乗っていても、だれも冷やかしたり、ひそひそ言ったりしません。

歩けなくても、彼は彼。彼女は彼女。なにも変わりません。

車いす生活でも彼の価値は変わらないから、誰も気にしないし、以前の評価から下がることもありません。

だって、あなたそのものに価値があるのですから。


◆ 卑屈になるか、這い上がるか。

たしかにショックでしょう。

絶望するかもしれません。

事故にしても、脳卒中にしても、突然きますから。

心の準備なんて関係なく、ある日突然きます。


今までやってきたことができなくなることもあります。

これからやろうと思っていたことができないこともあるでしょう。

将来の計画を大幅に変更しないといけないことになるかもしれません。



いまは昔と違い、非常に様々なことが進化しています。

たとえ障がい者になっても、健常者と同じことができることが多い時代です。


世間も障がい者に対して寛容になり、受容し、仲間として普通に接していくようになってきました。


バリアフリー

ユニバーサルデザイン

介護タクシー

雇用の障がい者枠

エレベーターの車いす用ボタン

など、他にもたくさんの仕組みや取り組みがあります。

これらはひと昔前はなかったものです。


車いすでも一人で新幹線に乗って東京へ行ける時代です。


今や障害を理由にできないことは少なくなりました。


パラリンピックの選手を見てください。

あの姿を見ていたら、なんでもできると思いませんか?

パラリンピックの選手をバカにしている人を、私は見たことがありません。


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車いすの社長さんもたくさんいます。

車いすの世界的物理学者 故ホーキング博士のことを、人工声で変だとか変わった車いすで変だとか、そういうことを言う人を知りません。



◆ たとえ麻痺等があっても、あなたはあなた。

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親が片麻痺になったら、子どもは親が嫌いになるでしょうか。

子どもが片麻痺になったら、親は子どもを嫌いになるでしょうか。


今まで仲良くしていた友人が車いす生活になったら、絶交しますか。


先の車いすの社長さんも故ホーキング博士も、実績で周りを黙らせている。

だれもバカにしません。


例え実績がなくても、もう時代は変わっています。障害のあるなしに関わらず、やりたいことをやればいいのです。

できる時代ですから。


周りの目を気にして殻のなかに閉じこもるのか、「私は私。これからもできる」と思うか。


周りの目を気にして行動をしなかっても、あなたに何か得なことはないのです。


自分が思っているほどは、周りの人はあなたのことを気にしていません。


犯罪とか道徳とかに反しないのなら、誰かに迷惑をかけていないのなら、もっと自由に自分のやりたいことをやりましょう。

やらない理由なんてないですから。


自由は手足が自由に動かせるという意味ではありません。

自分がやりたいことをやるということです。


それではではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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昔は脳卒中発症後は動かすなが常識だった。今は早期リハビリテーション開始が常識。

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早期離床、早期リハビリテーション開始。

これは現在の医療の基本的な考え方です。脳卒中になっても状態が安定してきたら、早期にリハビリを開始することで、回復を促すことができるからです。

ところが昔はまったく逆で、「動かすな」が基本的な考えだったのです。




◆ 故佐藤首相が脳卒中で倒れたとき、誰も病院に救急搬送しなかったという事実。

1975年5月19日、ノーベル平和賞の故佐藤首相は、築地の料亭で政財界の人たちと宴席のとき、突然倒れいびきをかきはじめました。


当時のニュースでは脳溢血ということでしたが、たぶん脳梗塞だろうと今では言われています。

大学病院から医師団が駆けつけてきました。

しかし、誰もすぐに病院に救急搬送をしようとしませんでした。

当時は脳溢血というと、「動かすな」が常識だったのです。

故佐藤首相はなんと4日間もそこの料亭で寝かされていました。


そのあと病院に移ったのですが、そのあと一度も眼をさますことなく、6月3日亡くなられました。


有名大学の医師団でさえ、「動かすな」が信じられていたのです。

今となっては考えられないことですが、これはほんの44年前のことです。


◆ その後日本に初めてCTが来た。

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佐藤首相が亡くなられたあと、同じ年の9月に東京女子医大に日本初のCTが導入されました。

亡くなられるほんの少し後に導入されました。


このCTにより脳卒中医療は劇的に進歩しました。

CTを発明したハウスフィールドとコーマックの二人はノーベル医学生理学賞を受賞しました。


現在はMRIも加わり、画像診断は医療に欠かせない存在となっています。

CTとMRIはそれぞれが得意とする分野がありますので、病気の種類によって使い分けられています。


◆ 現在の脳卒中リハビリは早期から開始するのが常識。

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現在は脳卒中を発症したあと、状態が安定してきたらすぐに離床し、リハビリが開始されます。

これは早くリハビリを開始したほうが、後の回復がいいからです。

数々の研究によるデータがそれを示しており、エビデンスのある方針といえます。


急性期病院ではこの考えに沿って、早期離床、早期リハビリ開始を導入しています。

私が以前勤めていた脳外科の救急病院もそうでした。


しかし急性期病院はリハビリ時間が限られており、回復期のようにみっちりリハビリをすることができないのが現状です。

しかもまだ点滴をしていることが多くリハビリがしにくいのと、看護師も治療補助優先でどうしても患者さんのリハビリに関わることが難しいのです。


なので、できればもっと早く回復期リハビリテーション病院に移って、毎日みっちりリハビリをして、それこそリハビリ漬けの毎日にしたほうが、後々いいのです。


それではでは最後まで読んでくださってありがとうございました。





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