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脳神経外科で働く看護師なら、きっと患者さんの麻痺の評価ができるはずです。

「えっ、ドキッ!」とした看護師さんは、おそらく麻痺の評価をリハビリスタッフに任せているか、まだ自分で評価をすることに自信がないということかと思います。

ちなみに私が以前働いていた脳神経外科の救急病院では、一年目の看護師でも麻痺の評価ができていました。

そうです、看護師も麻痺が評価できるようにしましょう。


◆ 回復期であろうが、在宅であろうが、麻痺がみれないとダメ

皆さんのご家族が、たとえば脳卒中で入院したとします。

看護師さんは24時間、交代制で患者さんのそばにいます。

その看護師さんが麻痺の見方がよく分からない人たちばかりだったら?

脳卒中は、特に急性期では体の変化が出やすいのです。そして脳卒中は麻痺がほとんど必ずといっていいほど症状としてあります。

なのに、24時間そばにいる看護師が麻痺がみれなかったら・・・・?

そうです。

患者さんにとっていいことは何もありません。


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慢性期でも生活期でもそうです。

脳卒中は再発しやすいのです。それに加えて、リハビリで歩行形態をアップさせたり、住環境を考えたりするとき、その患者さんの麻痺の状態を正しくスケールを使って数値化することで、担当セラピストと話がしやすいというメリットもあります。


◆ 24時間、麻痺がみれる看護師がいる安心感

先ほども述べたように、看護師は24時間、患者さんのそばにいる存在です。

看護師の仕事は「観察で始まり、観察で終わる」と言われています。

それくらい観察のプロフェッショナルと言っていいでしょう。

でも中には麻痺の評価は看護師がするんじゃなくて、セラピストがするもんだという偏った間違った考えの看護師がいるのも事実です。

これは完全に間違いと言えます。

麻痺がみれないと、脳卒中患者を看たことにはならないのです。

脳卒中患者の看護のプロフェッショナルは、当然麻痺が分かるのです。


だって自分や自分の親が脳卒中で倒れて入院したとき、麻痺が分かる看護師に24時間そばにいてほしいでしょう。

もうこれが答えなのです。




◆ まずはMMT(エムエムティー)から始めましょう

麻痺を評価するスケールはいろいろありますが、まずは他の病院でもよく使っているものから覚えるといいでしょう。

たとえばMMTとか、BRSとか。

MMTはもともとは、麻痺のスケールではないのですが、麻痺の評価として利用している病院はけっこうあります。

私の前の勤務先の脳神経外科病院では、MMTを麻痺の評価に使っていました。


私のおすすめは、まずはMMTからでいいと思います。

これが分かると、廃用症候群の患者さんや骨折の患者さん等、いろいろ応用が利きます。


このように、看護師も患者さんの麻痺が分かるようにしないと、結局何をみていたんだということになってしまいます。

一緒に学んでいきましょう。

そして患者さんに安心して入院して頂けるように、スキルアップをしていきましょう。


ご家族さんもきっとそれを望んでいます。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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