「分かりやすい脳の基本 ⑸」ということで、
今回は「脳卒中とストレス」についてです。
昔からストレスはよくないと言われています。
これは本当です。
また、笑いは免疫をアップさせると言われています。
これも本当です。
◆ ストレスと脳卒中の関係
ストレスが多くの疾患を引き起こすことは、広く知られるようになりました。
しかし、ストレスが脳卒中の発症にも関係することは、あまり知られていないように感じます。
実はストレスで脳卒中が発症する?
ストレスは交感神経の緊張を意味します。ということは・・・
高血圧を引き起こす要因となります。
高血圧は脳卒中の危険因子です。
高血圧で血管の壁に常に緊張がかかると、血管壁にダメージがかかります。
また免疫抑制にもなり、結果として健康を損ないます。
このように、やはりストレスは健康にとって強敵と言えるでしょう。
◆ ストレスと生活習慣
皆さんはストレスを感じるとどうなりますか?
ちなみに私は、過食になります!
良くないことは重々わかっておりますが、やってしまうんですよね。反省。
ということで、ストレスは、過食や不眠や飲酒、喫煙、拒食などにも影響します。
多量の飲酒や喫煙、過食につながりやすい。
さらに運動不足にもなりやすいのです。
これらが総合的に影響を受けて肥満になったり、生活習慣における健康を損なってしまうのです。
◆ ストレスには「笑い」が効く
ここまで述べてきてあれですが、ストレスは必ずしも悪という訳ではありません。
ストレスがあるから仕事やスポーツで頑張れるのです。
「よし、やってやる!」「絶対勝つ!」
と自分を奮起させることもできるのです。
つまり、適度なストレスはプラスに働くのです。
では結局どうするのか?
それはストレスと上手く付き合っていくこと。
できるだけ休日は、好きなことをする。
欲を言えば、身体を動かす系がいいでしょう。
あと「笑い」です。
笑いがストレスを解消し、免疫力を高めることが分かっています。
これは脳卒中だけでなく、さまざまな病気の予防になります。
大笑いをした後にコレステロールの値を測定すると低下したという研究結果もあります。
おもしろいことに、作り笑いでも、健康に効果があるそうです。
わざと笑顔を作っても、脳は騙されるんですね。
「つらい時こそ、笑え!」
という青春ドラマのようなことは、あんがい効果ありということです。
ストレスの負荷やそれに耐える耐性、発散方法など、人それぞれなので「こうしたらいい」というのは難しいのですが、とにかくストレスをため過ぎないこと。
でも、やはり現代社会では難しいことですよね・・・
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
コメント 0
コメントを書く