「脳卒中の超基礎シリーズ」、これまで脳梗塞と脳出血についてお話をしてきました。
脳梗塞や脳出血の話はこれでおしまいという訳ではなく、追記はするつもりでいますので、後日記事を書いていきます。
今回は「くも膜下出血」です。
といっても、どう話を進めていこうか考えていました。
皆さんも病名くらいは聞いたことがあると思いますが、この「くも膜下出血」という病気は、大変奥が深くて恐ろしい病気です。
奥が深い病気だらけですが、脳卒中に限って言いますと、くも膜下出血の恐ろしさは別格です。
内容も難しいことになりがちですし、おそらく長いシリーズ化しないと書けないほどボリュームがあると思います。
できるだけ医療職の人でなくても分かりやすく話を進めていこうと考えています。
なんといっても「超基礎シリーズ」ですから。
一話の内容な基礎的なことです。長い話にはせずやや短めの話をつなげていこうと考えています。
では始めます。
◆ 頭のなかで小型爆弾が爆発する ‐ これが「くも膜下出血」
血管は通常「管 くだ」のようにホース状に伸びていますが、このホース状の血管にコブができます。
血管にできた瘤が動脈瘤(どうみゃくりゅう)といいます。
この動脈瘤が小型爆弾です。
コブ(瘤)は「こぶとり爺さん」のこぶをイメージしてください。そのコブが大きくなってやがて破裂します。
この瘤の破裂が爆発です。
つまり脳の血管に瘤ができます。その瘤が破裂するのが「くも膜下出血」です。
小型爆弾の爆発と表現したのは、それくらい強烈なダメージが身体にくるからです。
◆ 死亡率は約30~40%とものすごく高い
くも膜下出血には「3分の1の法則」というのがあります。
動脈瘤破裂によるくも膜下出血は、平均すると社会復帰率が3分の1の恐ろしい病気なのです。
動脈瘤が破裂すると、
3分の1が死亡。
3分の1が重度の障害で社会復帰ができない
3分の1が社会復帰ができるくらい軽くて済む
どこの3分の1に入るかで、運命が決まります。
◆ 積極的に見つけようとしないと、動脈瘤は見つからない
多くの場合、頭の中に動脈瘤があっても気づかないのです。
これは脳ドッグでもしないとわかりません。
瘤が大きく成長すると視力に影響が出る場合がありますが、通常は動脈瘤が出来ていても分かりません。脳ドッグで発見されるか、たまたま頭部の血管撮影をしたときでないと、気がつきません。
いかがでしたか?
くも膜下出血はこのように突然死亡することがあるくらい恐ろしい病気です。
まだまだ奥が深い病気です。
今回のお話はこれまでです。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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