こんにちは、ピストンです。


歳をとってもキレイでいたい。


オシャレを楽しみたい。


いくつになってもこうした気持ちを持っていたいものです。



● 回復期リハビリテーション病棟では、基本的に日中は普段着に着替えます


服装.png


夜はパジャマに着替え、朝に普段着に着替える。


それを毎日やります。


そんなの当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、


この着替えがなかなかできない患者さんが多くて、麻痺などで機能的にできないのではなく、そもそも着替えようとしない患者さんが多い。


めんどくさいと思っているのか、そもそもパジャマに着替えるて寝るという習慣がないのか。


とにかく本人は別に気にしていない様子です。


本人が拒否している場合はともかく、基本的には着替えをします。


退院後の自宅生活を視野にリハビリをしていますので、自宅と同じような環境を整えていくのです。


ベッド上ではなく、できるだけ洗面所で歯磨きをし、排泄もトイレでやるようにがんばる。



服装は家から持ってきた服を患者さんが選んで着ますが、中には家族さんが服を全然持ってこなくて、パジャマしかない・・・ということもあります。


また、夏なのにいつまでも冬服のような分厚い服しか持ってこないとか、逆に寒くなってきても夏服のままというパターンもあります。


きちんと季節に応じた服装を心掛けている患者、家族さんならいいのですが、ちょっと季節感覚がずれている場合はこちらから服の提案をさせていただきます。



● 認知症になると季節感覚がずれる




格好がおかしくなってくると、「とうとうウチの親も、認知症になったかな」と思うことがあるかもしれません。


実際、認知症になると季節感覚がずれるので、夏なのに厚着をしたり冬なのに薄着をしたりして体調を崩します。


こちらはまったく寒くないのに「寒い、寒い」と言ってもっともっと布団や服を求めてくる患者さんがいます。


室温もまったく適温で問題ない、熱があるわけでもない、それなのに「寒い」と言って厚着をしたがります。


皆さんの周りにもこういう高齢者はいると思います。


こうした行為は後で室内熱中症や体調を崩す原因になります。


脱水の原因にもなります。


家族は本人が寒いと言っているのだからと言われるがまま厚着にしますが、本当はちょっと考えるべきことです。


言っても聞かないので仕方がないのは分かります。本人は説得しても無駄なことが多いので困ったことです。


それなら家族や周りが室温計を見て、低ければ確かに寒いのでしょう。適温、暑い室温ならあまり厚着にし過ぎないように気を使うのがいいでしょう。


周りの人間は働いていたり動いていたりしているので、多少寒くても気付かないことがあります。


厚着をしたがる高齢者がいる場所では、ぜひ温度計を置いてみましょう。



● 認知症になると、オシャレに無頓着になる


こうした無関心・無気力は「アパシー」とも呼ばれており、認知症に発症しやすくなります。


実際にアパシーの有症率は、認知症があると89.7%と9割近くの人が、該当してしますのです。

中村馨ら:地域在住の軽度認知障害高齢者におけるアパシーの有症率と神経心理学的検討 日本高次脳機能障害者学会会誌 2011


意欲低下は、食事量も低下して身体が衰えてしまうことが分かっています。



そもそも高齢者は見た目なんか気にしないのでは?と思うかもしれませんが、


平成11年には、オシャレに関心がある高齢者は52.8%に、平成21年では60.2%と、オシャレに気を遣う高齢者は増えています。

内閣府 平成26年度高齢者の日常生活に関する意識調査


にもかかわらず、認知症があるとついつい見た目をおざなりにしてしまします。


高齢者というと、想像やイメージでは、はんてんを着たり、モンペ(古い?)だったり「まんが日本昔話」ばりの典型的な服装を連想しがちです。


いつも思いますが、典型的なおばあちゃんの服のような服って、皆さんどこで買っているんでしょう。


僕がユニクロとかイオンモールくらいしか服を買わないから知らないだけかもしれませんが。


地元の商店街とか?



90歳代、80歳代後半はまだそういう典型的な服を着ている患者さんが多いですね。



● 最近の高齢者は流行を取り入れている方が増えている


おしゃれな高齢者 ライブドアニュース.jpg



たとえば「ワークマン」で買ってきたジャンパーや、「しまむら」で買ってきたアイテム、


ネットで買ったオリジナルTシャツを着ている方もいました。


最近の高齢者は髪を紫色に染めたり、分厚い化粧をして顔が真っ白という方よりも、自然にオシャレをしている方が増えています。


「オレの趣味はパソコンなんだ」といって病室にノートパソコンを持ち込んで、空いた時間に触っている80歳代の患者さんもいます。


入院患者さんのなかには、老眼鏡ではなく、「ハズキルーペ」を付けている80歳代の患者さんもいます!



僕らが高齢になった時はどのような格好をしているのでしょうか。


グーグルグラスが当たり前?


スマートウォッチに予約時間の連絡?



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。






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