こんにちは、ピストンです。


私たちは毎日さまざまなストレスにさらされています。


その中で、教育は、最もストレスの多い職業の1つです。



◆ 学校の校長、教頭も職業上のストレスに直面している


大阪市立大学の論文です。


過去10年間で、年間約5,000人の日本人の公立学校教師が、精神疾患を発症している。学校の校長や教頭も職業上のストレスに直面していると考えられるが、これらの職業性ストレスについては、ほとんど検討されていなかった。大阪市立大学の新田 朋子氏らは、日本の校長および教頭における職業性ストレス、役割の問題、抑うつ症状との関係について検討を行った。Occupational Medicine誌オンライン版2018年11月14日号の報告。


校長262人、教頭268人を対象に、2013年の横断研究のデータを用いて検討を行った。抑うつ症状の評価には、うつ性自己評価尺度(SDS)日本語版を用い、職業性ストレスと社会的支援の評価には、職業性ストレス調査票(GJSQ)を用いた。SDSスコア49点以上をうつ病と定義した。抑うつ症状と認知された職業性ストレスとの関係は、変数増減法多変量ロジスティック回帰分析を用いて評価した。


主な結果は以下のとおり。

・校長の36人(14%)、教頭の81人(30%)がうつ病と評価された。
・校長において、量的作業負荷(オッズ比[OR]:6.62、95%CI:2.63~16.70)、役割のあいまいさ(OR:4.94、95%CI:1.57~15.53)が抑うつ症状スコアの上昇と関連していた。
・教頭において、管理者からの社会的支援(OR:4.14、95%CI:1.97~8.68)、役割のあいまいさ(OR:9.71、95%CI:4.08~23.14)が抑うつ症状スコアの上昇と関連していた。

 著者らは「日本の校長や教頭のメンタルヘルスを改善するためには、両者の職務を明確にし、校長の量的作業負荷の軽減、教頭に対する管理者からのサポートの増加が重要である」としている。


原著論文:Occupational medicine (Oxford, England). 2018 Nov 14; doi: 10.1093/occmed/kqy149.

記事:ケアネット



ストレス.jpg


学校の先生が多忙であり健康面を損なうということは、度々報道であるところです。


この論文では、


校長262人、教頭268人を対象

     ⇩

校長の36人(14%)、教頭の81人(30%)がうつ病



となっています。


これって結構な数だと思います。

出世すれば、よりストレスがかかってくるということでしょうか。


一般社会でも言えますよね。


ひと昔前「サラリーマンはー、気楽な稼業ときたもんだぁー♪」


と言っていたのは、現在ではシャレにならない社会になってきたのかもしれません。



● 脳卒中後うつに注意


脳卒中を発症された後に、うつになられる方が33%いるという報告があります。


昔よりかはうつの社会的認知は広まってきたと思いますが、まだまだよく知らない人は多い。


ストレスでうつになったという話はよく聞かれるようになり、職場でのストレスチェックや産業医の診察が企業に課せられるようになりました。


仕事のストレスだけでなく、病気からくるうつのあります。


もっと多くの人がうつについて理解が広がっていくといいですね。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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