こんにちは、ピストンです。


今日のお話は、「老老介護」についてです。


11/17(土) 6:00配信 毎日新聞 以下記事です↓

大阪府高槻市の集合住宅で今月4日、高齢夫婦が死亡しているのが見つかった。認知症の妻(70)が衰弱死した直後、長年にわたって献身的な介護を続けてきた夫(75)が自ら命を絶った。「ごめんね。しんどかったやろな」「迷惑かけました。認知症の介護に疲れてしまった」。室内に残された遺書には、妻を思いやる気持ちと介護の苦悩がつづられていた。




● 増える老老介護



老老介護とは、高齢者の介護を高齢者がおこなうことです。


介護は大変重労働です。


若い介護士さんでも、かなりの負担になる仕事です。


それを高齢者がするとなると、想像にかたくないですよね。


老老介護2 イメージ.png

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介護者が倒れると、介護を受けるほうも倒れる。


介護を受けていたほうが亡くなると、介護をしていたほうは糸が切れたようになり疲れ切って自分の生きる力まで無くなり後を追う。


老老介護は今に始まったことではなく、実は昔からあります。


高齢化が進むにつれて、上記のようなケースが目立ってきたのです。



今は高齢者のみの住宅がものすごく増えていて、


『平成29年 国民生活基礎調査の概況』で「65 歳以上の者のいる世帯の状況 」によると、


・65 歳以上の者のいる世帯は 2378 万 7 千世帯(全世帯の 47.2%)となっている。 ・世帯構造をみると、「夫婦のみの世帯」が 773 万 1 千世帯(65 歳以上の者のいる世帯の 32.5%)で最も多く、次いで「単独世帯」が 627 万 4 千世帯(同 26.4%)、「親と未婚の 子のみの世帯」が 473 万 4 千世帯(同 19.9%)となっている。 ・65 歳以上の者のいる世帯のうち、高齢者世帯の世帯構造をみると、「夫婦のみの世帯」 が 643 万 5 千世帯(高齢者世帯の 48.7%)、「単独世帯」が 627 万 4 千世帯(同 47.4%) となっている。


高齢者のみの世帯は、統計を調べると毎年増えています。


僕の子供の頃はまだ子供と同居している世帯は多かったのですが、今は子供が親との同居を嫌がるケースが多くなっています。


結婚をしても相手の親と同居するのを嫌がるケースが多いのです。


したがって高齢者だけで生活していかなくてならない世帯が多くなっています。


助けが欲しい時にすぐに助けられない状況になり、毎日の生活にストレスが大きくなります。


介護は終わりの見えない世界です。


あと何年生きるか予想するのは難しい。


あと何年このつらい介護が続くのか分からない。


この思いがさらに介護者を苦しめます。



● 困ったときはどこに相談するのか



要介護や要支援認定を受けている場合、まずは、ケアマネジャーに相談してください。


ケアマネジャーは身近な介護相談役です。あなたの家族のことをよく知っている存在ですから。


困った時は包括支援センターや支援団体に相談してください。


精神的に疲れ、悩みや苦しみを自分だけで抱え込んでしまうことが多い。

公的な福祉サービスをどう使えばいいか分からない人も多いですので、行政や地域の人たちによる積極的な支援が必要です。


福祉サービス イメージ.jpg

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周りにから介護者へアプローチしないと、どこまでも自分一人でがんばってしまう高齢介護者はたくさんいます。


弱音を吐くことが恥だと思っている高齢者もいます。


「自分がやらなきゃ誰がやるんだ」という頑固なまじめ一辺倒な考えの方もいます。


今回も、介護サービスを利用していれば負担の一部が軽減された可能性があると思います。



● 僕たちが知っておくべきこと



たった一人の人間を24時間お世話をすることは大変なことなのです。


それはやったことのある人しか本当の意味で理解できない事なのかもしれません。


僕たちはまず現実を知ることから始めましょう。


そして公共の福祉サービスについて、少しでも知っておきましょう。


詳しいことは役所に聞けばいいのです。


まずは福祉サービスの入り口を知っておけばいいのです。


そして公共の福祉サービスを使うことを恥じだと思わないことです。


もし介護をしている高齢者やが恥だと思っていたのならなかなか自分の考えを変えないでしょうから、家族や周りが動くことです。


周りを巻き込んでいくことが大切です。


介護についてネガティブなことを書きましたが、

一方で、介護を楽しめる人も存在します。


それほど介護を苦に思わない人もいます。


うまく公共の福祉サービスを利用しながら、いい老後を過ごしていきたいものです。


介護を支える イメージ.jpg

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介護保険は家族がつぶされないために使ってください。


それが結局は介護される側する側の双方の幸せに繋がると考えます。





それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。






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