こんにちは、ピストンです。


今日のお話は、看護師も脳画像を見ないといけないということです。


看護師さんたちは脳画像が苦手な人がとっても多いのです。


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● 回復期の病院でも脳画像は大事です


「あー、無理。全然わからん」 と言ってさじを投げてしまうことがほとんどです。

カルテを開いて見ようともしません。 あ、でも中には画像をちゃんと見るひともいますが、極少数です。


リハビリスタッフさんたちのほうが、看護師よりも比較的よく画像を見ていると思います。

僕が急性期にいたころは、結構看護師さんたちは脳画像を見ていたんですけど、ここは回復期だからか、誰も見ようとしません。

しかし脳卒中をおこしたことには変わりなく、患者さんの状態を把握するための手段として、見ておくべきです。


失語や麻痺、高次脳機能障害など、患者さんの脳がどういうダメージを負ったために、こうなっているのか。


脳卒中患者さんを看るプロとしては、脳画像はある程度は理解できるようにしておいたほうがいいでしょう。



● 本を読んでも脳画像が分からないときは


本を読んでも最初はちんぷんかんぷんです。


そういうものだと思って読み進めていってください。


僕も最初はさっぱり分かりなくて、一つ一つ分からない単語を調べて、文章を理解していきました。

時間はかかりますが、それしかありません。

でも諦めずに読んでいくと、理解は少しずつしていきます。 継続は力なりです。


ですが、どうしてもよく分からないときや、自分の理解が正しいのか確認したいときは、職場で分かる人に聞くといいです。


僕は医師や画像をよく見ている看護師に聞きました。


そうするとより理解しやすいですし、自分の知らないことをポロッと言ってくれることがあり、勉強になります。

職場の画像ですと、その画像の患者さんを普段観察していますから、患者さんの麻痺の状態や失語の状態などと照らし合わせながら見ることができますので、さらに勉強になります。


ですから、分かる人を巻き込むのがいいでしょう。


ただし、ある程度は自分で勉強してからのほうが、相手も教えやすいし、時間の短縮になりますので、まずは基礎の基礎くらいは勉強してみましょう。



● 最近のセミナーやリハビリは脳画像を外せません


たとえばリハビリ職用のセミナーをよく開いている「gene」さんのセミナーですと、リハビリスタッフのための脳画像のセミナーがあります。


僕も参加したことがありますが、セミナーの冒頭、講師の先生が「今日は一人だけ看護師さんの方が受講されていますね」と言われて、「あっ、それって、僕のことだ」と思ってちょっと照れ臭かった思い出があります。


そのほかにも、学研のセミナーにも脳画像のセミナーがあったりしますし、インターネットで看護師のセミナーを調べると毎年いくつかあります。


苦手な人はそういうセミナーに参加してみるのも、おススメです。


自主的にお金を出して時間を使っていくわけですが、それに見合う価値はあると思います。



● 最後に


脳画像だけが全てではありません。


患者さんの過去、現在、未来を理解し、良い看護とリハビリを提供できるために必要なことの一つだと考えます。


回復期に転院されてきたとき、家族さんも、本人の病気についてよく知らないことが多い。


僕たち回復期にいる看護師も、患者さんとその家族が今後安心して退院していただくために、もっと勉強していく必要があります。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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  • 出版社/メーカー: ナツメ社
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