こんにちは、ピストンです。
前回の記事のなかで、患者がリハビリをする機会を逃すなという内容を書きました。
今日は、どのような方法で麻痺を評価したらいいのかを書きます。
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リハビリスタッフや看護師たちが患者を見る目を養うことが大切だということです。観察力やアセスメント力も鍛えていく必要があります。
以前の記事「脳卒中患者の麻痺がみれるように」では看護師が麻痺をみることができるように、きちんとスケールを使ってリハビリスタッフと同じ目線で麻痺を評価できるようになることの重要性を書きました。
僕が病棟でいつも言っていることは、
「麻痺がみれないと、脳卒中患者をみたことにはならない」
ということです。
脳卒中に麻痺は付き物です。なかには一見麻痺がなさそうに見える軽い症状の患者さんもいますが、麻痺をきちんと評価できなければいけません。
それでこそ、脳卒中患者を看護している看護師です。
一般的によく使うのは「ブルンストロームステージ」=BRS です。
または、徒手筋力テスト(MMT)を麻痺の評価として使うこともあります。
ちなみに僕が前に勤めていた脳外科病院では、徒手筋力テスト(MMT)を麻痺の評価に使っていました。
個人的には僕はMMTのほうが慣れているというか、やり易いです。
この他にも、
フューゲル-マイヤー運動機能評価(Fugl-Meyer motor assessment) =FMA
このFMAは、よく構成され た臨床に適した評価法であり,検者間および検者内信頼性,構成妥当性があるが,評価の限界として,運動機能での天井効果,関係項目をとらえられない,下肢よりも上肢機能が 中心であると言われています。
MASやMTSといった評価方法もあります。
急性期では、NIHSS(エヌアイエイチエスエスと呼びます)がよく使われます。
医師はほかにも、日本版modified Rankin Scale(mRS)もよく使われます。
これは脳卒中の重症度がよくわかります。
まあ、いろいろと麻痺を評価する方法はありますが、せめてよく使う方法くらいは身に付けておきたいものです。
やはり「ブルンストロームステージ」=BRSは押さえておきたい方法です。
病院によってはMMTを麻痺の評価に使うこともありますから、MMTも知っておくと便利です。
このMMTは、麻痺以外にも使えるので、何かと便利で使い勝手はよいと思います。
NIHSSは急性期では必ずといっていいほど使う評価方法ですから、急性期で働いている看護師やリハスタッフは必ず身に付けておきましょう。
僕はこれらの評価方法は急性期のときに身に付けましたから、やり方や意味はよく分かります。
今の回復期リハビリテーション病棟では、BRSやMMTくらいは知っておくといいでしょう。
あとの方法は、ぼちぼち覚えていくといいと思います。
この麻痺の評価方法が分からない看護師はとっても多いのです。
急性期で鍛えられた看護師にはちょっと信じられないのですが、回復期の看護師たちは知らない人が多い。
急性期ではないのだから不要と思っていたら、大間違いです。
急性期だろうと回復期だろうと、目の前に脳卒中になり麻痺がある患者がいることには何ら変わりはありません。
やはり回復期だろうと、麻痺がみれないと。
麻痺がちゃんとみれる看護師が24時間いる病院と、麻痺がわからない看護師が24時間いる病院となら、どちらに入院したいですか。
もう答えは出てますよね。
まだ麻痺の評価方法が分からない看護師さん、自分で評価ができない看護師さん、
一緒に勉強して身に付けていきましょう。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
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