でもこの「レカネマブ」という認知症薬はとても使いにくい薬です。使える人はかなり限定されます。そのわりに特効薬でもないし。どうなんでしょう。
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) December 23, 2023
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認知症新薬「レカネマブ」は非常に使いにくい薬です。
◆ いろんな制約があるので使いにくい
元記事のタイトルなんかはまるで素晴らしい薬が出たような印象ですが、
このレカネマブは、非常に使う人を限定する薬です。
①認知症初期のみ適応
②なんらかの認知症の症状があること
③2週間に1回点滴
④アルツハイマー型認知症のみ適応
⑤その証明にアミロイドβの蓄積の証明が必要
⑥副作用に脳浮腫や脳出血がある
⑦APOE遺伝子の4番を持っている人は副作用がよく出て危険
⑧なので遺伝子検査で4番を持っているかどうか調べる必要がある
⑨高額医療を使っても人によっては月10万ぐらいかかる
これは使いにくいですね。
しかも治るわけじゃないので、ここまでして使うのは…。
若年性認知症の人ならまだ使う意味はあるかもしれませんね。
◆ 認知症の対応は知識が武器
認知症はとても奥が深いので、
たんにボケとかではおさまりません。
認知症の人は一人一人症状も行動も違います。
なので、認知症ケアをするには認知症について勉強するのが一番です。
勉強せずに認知症の人にかかわると、いろんなストレスが増幅します。
お互いよくないですので、
薬のことは医師で、ということで終わらずに、
医師以外の認知症に関わる人も認知症薬についてある程度知っておく必要があります。
とにかく認知症が進行すると一人では抱えきれません。
総力戦になりますので、制度をうまく利用しながら
お互いがおだやかに過ごせるように相談しましょう。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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