22679835_s.jpg





ヘルパー不足が深刻です。

このままでは介護難民がでるかも。


◆ 全国の介護事業所の66.3%が人手不足



共同通信の報道によりますと、

高齢者らに食事や入浴などの介護保険サービスを提供する全国の介護事業所の66.3%が、スタッフの人手不足を感じていることが31日、公益財団法人「介護労働安定センター」の2022年度調査で分かった。


全国の介護事業所の66.3%がスタッフ不足になっているそうです。

特に、自宅に訪れて介護を提供する訪問ヘルパーは83.5%が人手不足だそうです。


訪問ヘルパー不足…。

自宅で過ごしたいという高齢者の願いをかなえる立派な仕事ですが、

成り手が少ないのです。


ボクも現場で実感しています。

訪問ヘルパーさんは中高年という年配の人がやっていることが多いです。

若い人は少ない印象です。

本当にそうです。

中高年ががんばって業界を支えているのです。


◆ 訪問ヘルパーの過酷



介護の仕事はいろいろでして、

老健や特養などの施設で働くことや、

サービス付き高齢者向け住宅や小規模多機能型居宅介護もあります。

有料老人ホームやデイサービス、

グループホームもあります。

そのほかに自宅に訪問して在宅介護を支える訪問ヘルパーがあります。


介護の仕事といっても、いろいろありますので、

人によって「合う合わない」があります。


施設勤務ならいいけど、

訪問は嫌、という人もけっこういます。

その逆もしかり。


訪問ヘルパーは、雨の日も雪の日も外に出て一日何件も訪問しますので、

人によってはけっこう過酷です。

エアコンのある施設内勤務がいいという人がいてもおかしくありません。


また、自宅で猫や鳥などを飼っているところでは、

猫アレルギーなどがある人は訪問ヘルパーは難しいです。


他人の家にあがることが、そもそも汚くて嫌という人も向いていないでしょう。


また、訪問先の家族や本人が、自宅だからといって偉そうにする利用者がいるので、

自宅のルールをあれこれ細かく指示してくるお宅は嫌がられます。


さらに、時間いっぱいまであれしろこれしろと、元を取ろうとしてを存分に使ってやれという姿勢で訪問ヘルパーをこき使う利用者さんも嫌がられます。


介護保険でやってはいけないことまでやらせる利用者さんもけっこういますので、

そういうところは嫌がられます。


女性の訪問ヘルパーだとセクハラ被害もあとを絶ちません。


こうした負の面があります。


もちろん、訪問介護の楽しさややりがい、社会的意義は大きいと思います。

訪問が自分に合っているというヘルパーさんもいます。


しかし、社会的意義が大きい仕事なのに、やっぱり賃金が見合っていないということで

成り手が少ないというのが現実です。


多くの高齢者は言います

「自宅に帰りたい」「家で死にたい」

そういう思いを支えるのが訪問ヘルパーといった在宅チームです。


ですが、上記に書いたような負の側面がどうしても目立ってしまい

約83.5%が人手不足です。


しかもヘルパーの4人に1人が65歳以上です。

ヘルパー自身が高齢化しています。


長生きしたら多くの人がお世話になるだろう「訪問ヘルパー」。

今後どうしたらいいのか、

国民みんなで知恵を出していきたいですね。




それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




性病検査だけじゃない、
B型、C型肝炎や薬物反応、子宮頸がんリスクなども分かる
自宅で簡単性病検査


IMG_1724-removebg-preview.png

ふるたによしひさの発信は、こちらもどうぞ。
Twitterのフォロワーさんが6,600人を超えました。


YouTubeおしえて!看護師よしひさ先生 
 ↑チャンネル登録者数1000人超えました。




カテゴリ

タグ