で、日本でのお値段はいくらなのでしょうか?
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) August 21, 2023
ちなみに、アメリカでは1人あたり年間2万6500ドル、日本円にして約380万円あまりに設定されています(※1ドル144円換算)https://t.co/f1jaoTX5B4
新認知症薬「レカネマブ」が、厚生労働省より製造販売の承認を得ました。
◆ 【新認知症薬】「レカネマブ」いよいよ登場
2023年8月21日、厚生労働省はアルツハイマー認知症の新薬「「レカネマブ」の国内での製造販売を承認しました。
アルツハイマー認知症は、脳にベータアミロイドという異常たんぱく質がこびりついて発症すると言われています。
レカネマブはこのベータアミロイドを除去してくれる作用があります。
アルツハイマー病の根本原因を取り除くというわけです。
今までの認知症薬は神経の働きを活発にしたり抑えたりして症状をコントロールするというものでした。
これはアルツハイマーの原因物質を取り除くというもので、今までの認知症薬とはまったく違う作用機序です。
◆ 使いずらいかも
今までの認知症薬は「飲み薬」がほとんどです。
一部、「リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ)」という貼り薬がありますが。
認知症新薬「レカネマブ」は、点滴です。
点滴…。点滴…ね…。
注射が嫌な人には悲報です。
しかも、2週間に1度の点滴が必要です。
臨床試験ではこれを18カ月継続しました。
18カ月も点滴…。
◆ で、結果は?
臨床試験では、18カ月の点滴で、
未治療と比較して、100悪化するところ73に留まらせたとしています。
また、認知症の進行を約7.5カ月遅らせることができたと報告されています。
エーザイの報告では、軽度認知症を2~3年維持できたとされています。
このような報告です。
これをどう考えるかです。
結局は認知症は進みます。
でもちょっと遅らせることができるみたいです。
あくまでも遅らせることができるだけか。
これをどう考えるかです。
しかも、この薬、軽度の認知症の人しか使えません。
認知症の初期段階か、さらにその前段階MCI(軽度認知障害)の患者にしか投与できないという制約があります。
今、要介護を持っている人とかはダメなケースが多いでしょう。
現時点で介護が必要な認知症患者にはほぼ使えない薬です。
しかも、アルツハイマーだけです。
脳血管性認知症やほかのタイプの認知症は使えません。
◆ しかも高額
で、日本でのお値段はいくらなのでしょうか?
— ふるたによしひさ@看護師 (@yoshihisanurse) August 21, 2023
ちなみに、アメリカでは1人あたり年間2万6500ドル、日本円にして約380万円あまりに設定されています(※1ドル144円換算)https://t.co/f1jaoTX5B4
とにかく値段が高いんです。
普通に考えたら一般人は無理でしょう。
どういう制度を使うのかは分かりませんが、
実際に病院の収益がどうなるのか。
たとえば、回復期リハビリテーション病棟は患者さんの薬代が丸めなので、病院負担になります。
回復期でこの点滴をするのか?という疑問がありますが、
患者への請求は実際はどうなるのでしょう。
とまあ、いろいろ考えさせられますが、
今までの認知症薬とは違って画期的といえば画期的です。
それにしても点滴期間が長いなぁ。
値段も高すぎるなぁ。
治るわけではないしなぁ。
それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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時代劇に出てくる高麗人参代とも比べ物にならないくらいの薬価ですね
命が助かるという薬でもないので根本治療とはいえちょっとどうなんですかね
相当な富裕層が気休め程度に使うというような感覚かなぁ~
うちの持ち株会社の薬でないので悔しい
完全に治癒できる薬ならこのような価格でも使う人が居るかもしれませんが幾ら富裕層と云っても使わないでしょうね。