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政府は転職促進をさせようと考えているようですが、京都大学大学院藤井聡教授の話しを聞いて、そうか、そういうこともあるんだ、なるほどなーと思いました。


◆ 年功序列、終身雇用は悪いことばかりではない




「おはよう寺ちゃん 6月8日」のYouTubeからです。

この動画はいろんな時事ネタの解説をしていますので、けっこう長いのですが、

23分13秒~がポイントです。


23分13秒からこのテーマです。

年功序列と終身雇用について、京都大学大学院藤井聡教授が解説しています。


詳しくは動画をご覧いただきたいのですが、

ポイントをまとめますと、

①年功序列の転換はおろかだ

②年功制をやめて実力制にしたら査定が必要だが、査定するほうが圧倒的に立場が高い。

査定する人が公明正大で立派な人ならまだいいが、

優秀な部下でも「優秀じゃない」と言ってしまうと賃金が下げられてしまう。

年功制をやめることで賃金がめっちゃ下がる圧力がかかる。

③ディマンド・プル・インフレの状況であれば、年功制をやめて実力制にしても場合によっては給料あがるだろう。

だって、インフレ(現状のコストプッシュインフレではない)なら給料もあがるんだから。

なのでディマンド・プル・インフレならまだしも、今のデフレでは実力制にすると賃金がさがる傾向にある。

④いまは会社はお金がないけど、年功制があるからしぶしぶ高い賃金を払っている。

年功制をやめたら、賃金をはらわなくていい理由になってしまう。

⑤政府は年功制をやめることで成長産業へ労働の移動を促すと言っているが、

成長産業なら勝手に人は移動する。年功制をやめる必要はない。

⑥あたらしい資本主義と言っているが、年功序列・終身雇用こそあたらしい資本主義である。

もともとイギリスの資本主義が日本に輸入されて、日本型の年功序列・終身雇用になった。

日本があたらしい資本主義をつくったのだ。それで1970年代80年代まではものすごく日本経済は成長した。

海外が日本型雇用にみなおす動きもあったぐらいだ。


なるほど、そうなんだと思いました。

あたらしい資本主義へ!って岸田内閣は言っていますが、

そもそも日本型の年功序列・終身雇用こそがあたらしい資本主義ということです。

岸田内閣はわかっていないということのようです。


◆ バブリーな頃だったらまだしも



バブル全盛期なら100歩譲って、年功序列をやめて実力制にしても賃金はあがるかもしれません。

と、藤井聡教授は言っています。


インフレには2種類あります。

ディマンド・プル・インフレとコストプッシュインフレです。


今はコストプッシュインフレで悪いインフレです。

この今のインフレは悪いインフレなので国民が苦しいのです。


ディマンド・プル・インフレに持っていきたいのです。

これなら需要が増えて生産性が上がり、経済が回って賃金もあがります。


いまの日本は日本型の年功序列・終身雇用のおかげで、まだ賃金が払われているので、

これがまったく廃止されたらたちまち賃金はもっと下がるだろうということです。


現在は、年功序列・終身雇用をやめた企業が増えてきています。

ですが、経験上、長く勤めたほうがやはり賃金は高いし、退職金も高い傾向にあります。

長年かけてプロをじっくり育てるという側面もあります。


「年功序列・終身雇用は悪い」という人がいるのは知っていますが、

いい面もあるんだなぁというのが感想です。





それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。




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