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これは日本人の特徴かもしれません。

「発熱=すぐ下げなきゃ」という発想です。


◆ 37℃台でクーリング?



発熱は人体の自然な生体防御反応です。

ウイルス等は熱に弱いので、発熱してウイルス等をやっつけようとしています。

白血球などの免疫は、発熱によって活性化します。

発熱で白血球などを活性化させてウイルス等をやっつけやすくします。

発熱はよくないということではなく、体を守るために必要な反応です。

熱が出るということは意味があります。


なので、「熱だ、さあ下げよう!」という安易な考えはよくありません。


◆ アイスノンを頭の下に置いても下がらない



これはよくあることですが、それほど高熱ではないけどすぐにクーリングをするということがあります。

たとえば37℃台でアイスノンなどでクーリングをするというケースを考えてみましょう。

やってみたら分かると思いますが、37℃少しぐらいで脇の下などを冷やすと寒いです。

頭の下だとまだ寒さはマシかもしれませんが、頭の下にアイスノンを置いても熱は下がりません。


アイスノンを頭の下に置く人はけっこういますが、熱は下がりません。

熱を下げたいのなら、動脈が通っているところに近い「脇」とか「股」とかが効果的です。

まあ、「頭の下に置いたら気持ちいい」という意味ではありでしょうが。


38℃とか39℃とかの高熱でも、頭の下にアイスノンを置くよりも脇の下に置いた方が下がりやすいです。

けっこう冷たいので、37℃ぐらいだと寒く感じることがありますので、高熱でないのならあえて冷やす必要はありません。


◆ 悪寒があるときは逆に温める



ブルブルと震える「悪寒」があるときは、これから高熱が出る予兆です。

筋肉を震わせて発熱をしています。

なので、悪寒があるということは、もうすぐ高熱が出るという前触れです。


なぜ悪寒があるのでしょうか?

発熱することでウイルス等をやっつける意味と、白血球等の免疫を活性化する意味の2つがあります。

なので、病院で患者さんがブルブルと震えていたら電気毛布を掛けて早く熱が高くなるようにします。

早く頂点に達するようにしてあげるということです。

すると、体温の設定温度に達すると今度は発汗して、自然に熱を下げようと体が反応します。


たまに「ブルブルと震えている最中」に、クーリングをする人がいますが、寒いです。

クーリングをするなら、発汗し始めてからが理屈に合っています。


せっかく体がブルブルと震えて発熱しようとしているのを止めると、かえってズルズルと長引く理由になります。


◆ なぜ発熱するのかを考える



発熱がなぜ起きているのかを考えましょう。

本人が比較的元気ならそんなに必死になって熱を下げようとしなくていいです。

逆にぐったりしているとか、高齢で体力がないとか、そういう場合は解熱を試みていいでしょう。

そうでなければ、発熱には意味がありますので、条件反射的に安易に解熱するのはかえって病気を長引かせることになる可能性があります。


小児の場合でも、熱があっても元気そうなら、あえて解熱しないという医師は多いです。


熱を下げることをがんばるよりも、抗生剤や抗菌薬を服用することで、根本原因を叩くというほうが理にかなっています。

なので、風邪とか何かの発熱があると、抗生剤や抗菌薬が処方されます。

ロキソニンやカロナールなどの解熱剤は、あくまでも脇役で主役ではありません。


看護師のなかでも、患者さんが発熱するとすぐに解熱しようとする人がいます。

ですが、発熱には意味がありますので、条件反射的にすぐ解熱に走るのは関心しません。


解熱するタイミングはかかりつけ医に確認しましょう。

抗生剤などを処方されたらまずはそれを優先し、

ロキソニンやカロナールの服用のタイミングをみて服用するのがいいでしょう。



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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