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実際にこういうことを言っているのを聞きました。

まったくの誤解なのです。


◆ うつ病になると動けない



うつ病は程度がありますので、一概には言えませんが、

うつ病が進行すると動きたくても動けないようになります。


「このままじゃダメだ」と思っていても、行動に移せなくなります。


「このままじゃダメだ」と思うことすらできなくなって、無気力になることもあります。


家から出ることが困難になることがあります。

なので、家から出ることすら大変なので、働くことができなくなります。

軽い症状や内服薬でコントロールできている場合は、それでも動くことができますが、

うつ病は動きたくても動けなくなる、ということがある病気です。


◆ 遊んでいるのならそれは良いこと





職場でうつ病で休んでいる人を、街で見かけた時の同僚の反応です。

「あの人、うつで休んでいるのに、街で遊んでいるやん」


これは誤解です。

もし本当に街に出て遊んでいるのなら、それはうつが改善してきたということです。

いいことなんです。


遊んで、楽しくて、笑顔が出たら、それはとてもいいことです。

そうやって少しずつ良くなっていって欲しいと思いませんか？


うつ病は動きたくても動けなくなるということを理解していないと、

街で本人を見かけたら、

「あの人は遊んでいる。本当は別に病気でもなんでもないんじゃないの？」

と勘違いしてしまいます。


◆ うつ病の改善は時間がかかる



風邪のように数日ぐらいで治るようなものではありません。

何カ月、場合によっては何年もかかります。


人によっては一生改善しない人もいるようです。


それぐらい長い治療期間が必要です。

これを知らない人が多いので、誤解が生じます。


うつ病の人は、私たちと違って、時間がゆっくり流れているんだと思いましょう。



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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