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心電図って医療現場で見る波形は、テキストのやつと違っていることがよくあります。

初心者はこれに悩まされます。


◆ 教科書と現場では心電図波形の形が違う



心電図は胸などに電極をつけて、心臓の電気信号を計測して、それを視覚的にどういう状態かを表示します。

心電図の波形は複雑で、とてもバリエーションが多いです。

よくある主要な波形を覚えるだけでも大変なのですが、

典型的な波形を覚えても、臨床では少し違った形でお目見えすることが多いので混乱します。


「あれ、こ、これって、たしか心房細動……かな?」


初心者だと教科書の典型的な波形しか頭にありませんから、教科書とちょっとでも違っていたら分からなくなりますね。


◆ 典型的な「特徴」を覚えること



教科書の波形はそれぞれの症状や疾患の典型的な図を表示してあります。
典型的なものばかりですので、まずはそれを覚えることが出発点です。
典型的な心電図波形を知ったら、次は「この疾患の波形には必ずこれがある」という特徴を覚えましょう。
初心者が臨床の現場で混乱する理由は、この「波形の特徴」をうろ覚えなことが多いです。
典型的な波形があるように、典型的な「特徴」があります。
たとえば、「心房細動」では「P波がない」とか、
「WPW症候群」では「P波のあとにデルタ波がある」とか、
「心房粗動」では「のこぎりの波が2つ、もしくは4つ続いた後に心室興奮がある」
というように、単に波形を覚えるだけでなく、特徴を覚えないと判別できません。

初心者によくある失敗は、「波形を覚えたらわかるだろう」というところです。

波形だけ覚えてもまったくわかりません。

人間の体はテキスト通りにいきませんから、テキストの図と多少違うことがよくあります。

「波形+特徴」を覚えることで心電図は劇的にわかるようになります。


◆ なぜその特徴が出るのかを知る



次に、心電図の波形と特徴ですが、なぜその「特徴」が出るのかを知ることです。

たとえば、「心房細動ではP波がない」という特徴があります。

なぜ心房細動ではP波がないのでしょうか?

この理由を知らないと特徴が理解できません。

心房細動は心房内で発火(P波)があちこちで発生しています。

パチパチパチパチ、あちこちで発火している状態ですので、通常でしたら一回のはっきりわかる発火(P波)が、あまりにありすぎてどれか分からなくなっています。

なので、小刻みなギザギザのような線になってしまい、どれがP波か判別できません。

ただし、PQRはしっかり出るので、この時点で「心房細動」だと分かります。


心電図を正確に判断するには、波形+特徴+特徴の理由を理解することです。

心電図が苦手という人はうろ覚えなことが多いですので、まずは一つずつ焦らずに理解をしていくことが大切です。

心電図が読めるようになるといっぱしの医療従事者です。

がんばりましょう。



それでは最後まで読んでくださって、ありがとうございました。





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