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おしっこが白く濁る。おしっこをしてもすぐにまたトイレに行きたくなる。膀胱にムズムズする感覚がある…。

こうした症状は尿路感染を疑います。

発熱がなくても尿路感染です。


咳や咽頭痛や痰の増加など風邪症状がないのに、突然の高熱があった場合も尿路感染を疑います。

要するに、「おしっこ」が菌に侵されているのが原因です。


◆ 尿路感染症は院内感染の40%と多い病気



日本泌尿器科学会の「泌尿器科領域に於ける感染制御ガイドライン」によりますと、

院内感染の40%が「尿路感染症」です。


尿路感染症は院内感染の約 40% を占めるといわれ,そのほとんどが泌尿生殖器に対する手術・手技(約 10 ~20%)やまたは尿道カテーテルの留置(約 80%)が原因である


それぐらい尿路感染症は多いのです。

とくに尿道カテーテルを入れている患者さんは、尿路感染症になることが多いです。

これは医療現場にいる身としてはたしかに実感しますし、管理の難しさがあります。


◆ 女性はとくに気を付けましょう



女性の場合は尿道口から菌が入りやすいため、特に気を付けましょう。

拭く時は前から後ろへ拭くように。

あまりトイレに行くのを我慢しすぎないように。


もちろん男性も同じです。

陰部は清潔にするように心掛けましょう。


◆ 尿道カテーテルの交換は2ヶ月を超えないようにしましょう



これも「泌尿器科領域に於ける感染制御ガイドライン」に書いてあります。

尿道カテーテルの交換時期ですが、カテーテルの閉塞や劣化がなければ、交換時期が過ぎても問題ありません。

ただし、2ヶ月を超えないようにしましょう。

2ヶ月以内でしたら、とくに決まった交換時期はなく、個人によります。


看護師のなかでも、「この前留置してからもう1か月が過ぎているじゃない。なんで交換していないの!?」と怒る人がいます。

なぜか「交換時期は1ヶ月」と信じている人がいます。

べつに、カテーテルが閉塞や劣化していなければ、2ヶ月を超えていなければいいのです。

これを知らない人がいます。

まあ1か月で交換しても悪いわけではありませんが、根拠を知っておくことは大事です。


看護師で「泌尿器科領域に於ける感染制御ガイドライン」を読んでいる人はそう多くはいないかもしれません。

しかし、「泌尿器科領域に於ける感染制御ガイドライン」には、全領域に関するとても有意義な感染対策が書いてありますので、気になる方はぜひ読むことをお勧めします。

ネットで無料公開されていますよ。










それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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