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Twitterのタイムラインを読んでいると、上記のアルミ看さんのツイートが目に留まりました。

目の前の患者が急変して、アルミ看さんがナースコールを押して応援を呼びました。

駆け付けたお局が「ナースコールは患者さんが押すものだからあなたが押すものではない」とめっちゃ怒られたという内容です。


◆ 急変時はまず応援を呼ぶのだ



急変時はすぐに応援を呼びます。

発見者が医師であろうが、看護師であろうが、介護士であろうが、一般職であろうが、とにかく応援を呼びます。

急変時対応は、一人では無理です。

必ず何人もヒトが必要です。

応援を呼んだアルミ看さんの対応は正しい。


ボクは日本ACLS協会の一次救命措置認定プロバイダーの資格を保有しています。

救命措置の基本は「人を呼ぶこと」です。

目の前に倒れている人や急変の人を発見したら、人を呼ぶことを学びます。

日本ACLS協会でも人を呼ぶことを教えています。


そのお局はなんにも分かっていないようですね。


◆ ナースコールは患者以外は押しちゃいけないの?



そんなことはありません。

ナースコールは患者だけのものだなんて規定はありません。

主に使っているのが患者、ということだけです。

実際の医療現場では、急変を発見したらその場を離れずにナースコールを押して応援を呼びます。

もしくはPHSを持っていたらPHSで応援を呼ぶこともあります。

病院によっては「スタッフコール」というスタッフ専用コールを設置しているところもあります。

こうしたところでは「スタッフコール」を使うほうが効率がいいでしょう。


ベッドサイドで医療処置をしているとき、医療物品が足りなかったり追加が欲しいときも、ナースコールを押して別の看護師に持ってきてもらうこともあります。

というわけで、医療従事者も必要ならナースコールを押しています。


ボクは新人看護師に急変時は「とにかく先輩を呼びなさい」と教えています。

多くの人を巻き込むのです。

人を救うのに遠慮はいりません。

街で倒れている人を発見しても同じです。

それと、街で倒れている人が道路や斜面など危ないところにいる場合、安全な場所に移動してかまいません。

「倒れている人は動かすな!」というのは古い考えです。

今の救命措置は、「危ないところにいるのなら、まず安全な場所に動かす」です。

古い考えの人は、むやみに動かしてはいけないというのが先行してしまうのですが、それは時と場合によるというのを覚えておきましょう。



それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。


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