DNRの患者さんがほとんどだから気管挿管の介助もCPRも実際にした事なくて、かなりワタワタしちゃった
— ぽん (@simasimakichi) March 16, 2019
↑CPRとは心肺蘇生のことです。
DNR(ディー エヌ アール)は延命処置拒否という意味です。
いざという時、人工呼吸器をつけないで、挿管しないで、心臓マッサージはしなくていいという延命処置をしないでほしいという意思表示です。
基本的に患者本人の意思が尊重されます。
事前に病院側が「もしものときどうしますか?」と聞くのはそういうリスクが高いという場合です。
本人の前で話すのは酷。なので家族に聴くことがほとんどです。
病院側は家族に振って、返事を待ちます。
こうしたときのトラブルは亡くなってしまう本人よりも、家族のトラブルになるからです。
日本では多くの場合、家族が本人の最後を決めます。
◆ もしDNRと決まればどうなるのか?
CPR(心肺蘇生)はしません。
心臓マッサージも、人工呼吸器も、アドレナリンを打って心臓を叩き起こすこともしません。
死にそうになったら、そのまま亡くなります。
酸素マスクくらいはします。
心臓を復活させるための高度な薬剤は使いません。
心電図モニターを付けていますので、心拍はモニタリングしています。
医師や看護師たちは「そろそろヤバイ…家族を呼ぼう」と相談します。
危なくなったら、急いで家族を呼びます。
DNRの患者さんは、命が危なくなっても延命処置はしませんから、
そのまま自然に亡くなります。
酸素マスクぐらいはするというのは、最後は少しでも苦しくないようにです。
酸素を投与しているぐらいでは延命になりません。
少しでも最後は安楽に、という意味です。
患者さんによっては、酸素マスクもしません。
事前に家族が寄り添っているケースもありますが、そうでない場合、
ボクたち看護師や医師たちは家族が病院に早く到着するのを待っています。
心電図モニターの波形を見ながら。
「早く、早く、家族はまだか。間に合ってくれ」
できるだけ家族には最後に間に合ってもらいたいと考えています。
DNR。
ボクは数々の現場を経験してきましたが、
病院、とくに医師によって考え方が違うのです。
これがホントによく分からない。
これは次回の記事に書きます。
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CPRしない,もうダメと思ったら手を止める.
今から挿管しても,回復の見込みがないだろう.
そういう状態で家族の付き添いだけしてもらう.
そんなことを,家族に理解してもらって,DNR扱いにするのだと思います.
酸素も使わない,鎮痛緩和もしない,点滴も入れない,お世話もしないとかまで,DNRと誤解するスタッフがいると,困るのではないでしょうか.
病院の規模や地域事情にもよるので,興味ある問題ですね.勉強しようかな.
ararat さん>>
そうなんです。
DNRだからといって何もしないということではありません。
ところが以前、DNRと決まったとたん、点滴も内服薬も止めた医師がいました。
とても違和感を覚えました。