北欧の国、デンマーク。
幸福度世界一ともいわれる国です。
学費無料、もちろん、大学も無料。
出産費無料。
というか医療費無料。
この国の教育番組で、大人が全裸になって子どもに見せるというのがあります。
受賞歴もあるデンマークの子供番組、「ウルトラ・ストリップス・ダウン」の最新話収録はこうして始まった。この番組は、デンマークの国営放送「DR」によるオン・デマンドの子供向けチャンネル「ウルトラ」で放送されている。今日のテーマは肌と髪だ。
そう、なんと国営放送。
なんでこの企画をやったのかというと、
人の体というのは完璧なのものではない。
SNSではモデルやキレイな体の写真があふれている。
でもそれは社会全体を表していない。
自分の身体がSNSに出ているモデルのような体型でなくて全然かまわないんだよ、ということを教えるためです。
人それぞれ体型というのがある。
SNSにまだ触れていないうちに、そのことを教える。
出演者の一人はこう語ります。
「完璧な肉体など滅多にないし、SNSには誤解を与えるものが多いということを、子供たちに示したいからだ」
「フェイスブックやインスタグラムには、ファッションモデルが沢山います。でもここにいる私たちは、平凡な体の人間です。普通の体とはこういうものだと理解してほしい」
この番組は、他人の外見や体型を馬鹿にしたり、批判したりすることを意味する「ボディ・シェイミング」と闘い、自分の体に前向きな感情を抱く「ボディ・ポジティビティ」を応援するための教育ツールを目指している、とプロデューサーは言います。
出演する子どもたちは事前に学校で「こういうことを番組でする」と教わります。
親の承諾もとります。
番組では、子どもたちに抵抗を感じないか頻繁に確認をしている。
スタジオには教師が待機して、抵抗を感じるといつでも自由に教師のもとへ行けます。
で、こうした取り組みをして過去に問題はなかったのか?
番組の司会者シュコウさんはこう言います。
「これまで250人の子を観客席に招きましたが、席を離れて教師のもとへ行きたいという子は一人もいませんでした」
ある父親は
「心配はしていませんでした。人にはそれぞれ個性があり、肉体にも個性があるということを、子供に経験させてやりたかったんです」
参加した子どもたちも好評のようで、
「大人たちのアドバイス、ぼくは好きだったな」「完全に裸の人を前に質問するなんて、めったにない経験だから」「でも体について学べたし、他の人たちが自分の体をどう思っているかを知れたわ」「自分の体に前よりも自信が持てるようになったわ」
日本では考えられない番組ですが、
デンマークでは特に問題になっていないようです。
むしろ好評のようですね。
こういう番組を日本にも、というわけではなく、
世界にはこういう考えの国もあるというお話でした。
それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。
テレビが生放送だった時代は、裸でも放送していたが、低俗だとの批判で、
規制がかかったようです。放送の内容にもよります。
一応デンマークは国営放送ではなく公共放送のようですね。
国営と公共は意味合いが違います。
nikki さん>>
昔は日本でも、もっと過激なのがありましたよね。
最近はそれはテレビからネットに移りましたね。