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医療介護の世界にいると、人に頼らなければ生活できない人をたくさん出会います。

頼るってことに後ろめたさを感じている患者さんもいます。

でも頼るってよくないのかな？


◆ 自分ができないことは頼ってよし



病気があろうが、障害があろうが、健常者であろうが、

自分ができないことや不得意なことは、他の人に頼っていいと思っています。

そのかわり、自分がやれることは自分がやる。


人に頼ってもらうかわりに、自分ができることで他の人を助ける。


これでいいと思っています。

職場でも同じです。

なんでもかんでも自分が背負ってしまうのはよくありません。


なんらかの事故や病気でできないことがある場合、社会福祉制度を頼ることもありです。

介護を介護保険をつかってヘルパーや施設などに頼ることもありです。

できることは自分でやり、無理なことは頼っていい。

それは「甘え」ではありません。

自分でがんばるところをがんばればいいんですから。


患者さんを介助していると「ごめんね。悪いね」と言う人がいますが、

お気持ちだけ頂きます。

僕ら介助する側は、できないところを手伝うのは悪いこととは思っていません。


さっきも書きましたが、

仕事で自分が不得意なことは得意な人にやってもらうのがいいと思うし、

これからはそういう時代になります。

それぞれ個人が自分の得意でお互い助けあう。

そのほうが時間を有効に使えるしね。


リハビリ病院では、患者さんができることは自分でやってもらい、

できないところはお手伝いする。

できないことをできるように訓練していく、それはまではお手伝いする。


できないことを人に頼るのは悪いことではありません。

そのために周りのサポートがいるのですから。




それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。



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