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パルスオキシメーターって知っていますか？

血中の酸素がどのくらいかを％で表示してくれる医療器機です。

ちょうど上の写真のやつです。

酸素飽和度は通常、

100％～96％

90％を下まわると、全身に酸素が行き渡っていない可能性が高い。

ちなみにボクは、だいたい98％～97％くらい。

個人差はありますが、そんなもんです。

100％でないと危ないというわけではありません。


いろんなメーカーから出ています。

パルスオキシメーターについて、ある医療者から

「赤い光が出ていますが、これを指にはさんでいて火傷しませんか？」

と大真面目に質問を受けたことがあります。

それでこの記事を書きます。


◆ 赤い光で火傷は絶対しません



パルスオキシメーターは指先にはさむようにして使います。

パックマンに指を噛まれたような感じ。

そこには赤い光が出ていて、指の爪に当たるようになっています。

その赤い光は、赤外線です。

赤外線を爪に当てているんです。


その赤外線は人体に当たっても大丈夫です。

仮に、何十分も当てていても大丈夫です。

けがもしませんし、火傷もしません。

だから安心して使ってOK


なぜ赤外線を当てているの？


◆ 血の赤色の度合いを測っている



血液は酸素と結びつきます。

たくさんの酸素と結びつくと、鮮やかな赤色になります。

逆に酸素があまりくっついていないと、どす黒い赤色になります。


あざやかな赤→酸素たっぷりの血液

どす黒い赤→酸素が少ない血液


簡単にいうと、こういうことです。

色あいを人為的に区切りをつけて、

「この赤ぐあいなら80％」

「この赤なら95％」

「これが一番あざやかな赤色なので100％」

というぐあいに、

あざやかさで血中酸素の飽和度を測定しています。


だから、女性の場合、爪にネイルアートをしていると、

正確に測定できないことがあります。

ためしに、爪をまっ黒に塗って測定すると、めっちゃ酸素不足として計測されます。


COPDの患者さんや、痰がものすごく多い患者さんなど、

普段からパルスオキシメーターが必要な人はいます。

器械の仕組みを知っている人はそう多くいません。

しかし、仕組みを知っておくことでより測定する意味が理解できます。





それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。

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