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ほとんど病院は消灯時間は21時です。

なかには21時~23時までの幅をもたせた病院があるとは聞いていますが、まあ、だいたい21時です。

21時消灯、6時起床のところがほとんどのはずです。

なので、睡眠時間は9時間確保してあります。

9時間寝れる!

これだけ睡眠時間を確保してれば十分じゃないですか。

ところで、この21時消灯は「早すぎる」という声があります。夜型人間の方は困るかも知れませんね。

実際の現場はどういう感じなのでしょうか。


◆ 高齢者は21時でも文句はでない。

むしろもっと早くベッドへ行きたがります。


回復期リハビリテーション病棟では、基本的に部屋かデイルームと呼ばれる食堂のような広い空間で食べます。

デイルームで食べている高齢患者さんの場合だと、

それこそ、夕食後にお手洗いや歯磨きやらでデイルームから一人、また一人と消えていくと「はやくベッドへ連れてって!」と待てない高齢患者がたくさんいます。


また、高齢患者は薬も待てません。

眠前薬を19時くらいに欲しがる人もいます。

寝る前のオムツ交換や検温やらで超忙しいのが夕食後から消灯までの時間。

18時30分~21時までの時間、とくに19時~20時くらいはスーパー多忙です。

看護師さんたちは、目が血走っています。


そこへ「早く寝かして!」「はやく眠前薬を!」と言われてもね…。


「まだ19時でしょ!! なにそんなに急いでいるの⁈」(心の叫び)


世の中の多くの人はまだまだ起きている時間じゃー、と心のなかで叫んでいる看護師さんは、営業スマイルで順番に一人また一人とベッドへ車いすを押していくのでした。

毎晩です。毎晩、これがあります。

若い患者さんはそんなにせかしませんね。


◆ 「21時に消灯なんて早!」と言ってくるのは若い患者に多い。

高齢患者さんはとにかく早くベッドへ行きたがる。

一方で年齢が若い患者さんは、むしろもっと起きていたい人が多い。


スマホをいじっていたり、TVを見ていたりして、各々の過ごし方をしています。

寝ることや眠前薬をせかされることはあまりありません。


そりゃそうですよね。21時消灯って、やっぱり早いですよね。

個人的に元ビジネスマンでしたから、その当時は0時くらいに帰宅していた猛烈サラリーマンでしたから、

21時って…はや!って今でも心の中で思います。


◆ マナーさえ守れば看護師からうるさく言われないことが多い。

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まあいつ寝ているかは人によってまちまちでしょう。

しかし病院は共同生活をしている場ですから、一定のルールが存在するのも致し方ないことです。


そこで21時以降も起きていたい、まだ寝たくないという人!

4人部屋などの共同部屋でしたら、手元でスマホを見てもOK。手元の灯りで本を読んでもOK。ポータブルTVで見ててもOK。

要は灯りを付けたり音が漏れたりして、他の患者さんの眠りの妨げにならなかったら看護師さんからうるさく言われません。(と思う)

私のところはこれ↑


床頭台やベッドの上に備え付けのライトは、いくらカーテンを閉めているとしてもずっと点けているのはよくありません。隣りの患者から「灯りで眠れない」と苦情が出ることがあります。

あれはあくまで夜間のオムツ交換や処置などで、一時的に灯りをつけるためのものです。

もし「少しくらいいいだろう…」と思って21時を過ぎても灯りをつけていたり、TVをつけていたりすると、怖いお局ナースから注意されるかもしれません。


個室ならある程度は融通がきくところが多いでしょう。


あと大事なことは、病院は具合の悪い患者さんが同じ部屋にいる可能性があるということです。普段は別に普通でも、「今日は」具合が悪くなっていることがあります。自分が比較的元気でもっと起きていたいと思っても、そこは「ここは病院。自分より具合の悪い患者がいるはず」と大人の対応をお願いします。


でもやっぱり21時は早いなぁ。

私も歳をとると、もっと早く寝たくなるんでしょうか。


それでは最後まで読んでくださってありがとうございました。









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